記念すべき90周年を迎えた、今年のアカデミー賞授賞式は実に歴史的に残るものだった。ジョーダン・ピール監督は、アフリカ系の候補が脚本賞を受賞したのは初であったし、ダニエラ・ヴェガは、トランスジェンダーの俳優として初めてプレゼンターを務めた。


このハリウッド最大の祭典は、大物スターの輝かしい業績を称える夜であるが、大イベントを成功させるために使われている莫大な費用にも注目すべきだろう。例えば、アカデミー賞の候補者には記念のギフトバッグが渡されるが、その総額が今回は10万ドル(約1,070万円)かかったと噂されている。このギフトバッグの中には、ギリシャやザンジバル、タンザニア、ハワイへの旅からジュエリー、遺伝子検査キット、著名なパーソナルトレーナーによる指導、そして美容整形の利用券に至るまで、様々なものが含まれていたという。

ギフトバッグの価格だけではそれほど驚きはないとしても、金融情報サイト『WalletHub』が公開した、アカデミー賞の知られざる費用などをまとめたレポートを読めば、主催者がイベントを成功させるためにいかに莫大な金額を投じているかが分かるだろう。

同レポートの注目すべき費用をいくつか以下にリストアップしたので、ぜひ、ご覧いただきたい。

4,400万ドル(約47億円):アカデミー賞授賞式のイベント総費用

1,000万ドル(約10億7,000万円):衣装など、トップ女優らが授賞式参加にかける費用

260万ドル(約2億7,000万円):授賞式の合間に流れる30秒のテレビCMの費用(スーパーボウルのCMより48%安い)

2万4,700ドル(約260万円):1万6,500平方フィート(約1,533平方メートル)に敷かれる授賞会場のレッドカーペットの価格

900ドル(約9万6,000円):24金メッキが施されたオスカー像

1億3,000万ドル(約139億円):アカデミー賞が毎年もたらすロサンゼルスへの経済効果

4億3,400万ドル(約464億円):アカデミー賞主演男優&女優賞にノミネートされた俳優の保有資産の合計額

『WalletHub』のサイトで、アカデミー賞にまつわる驚きのデータをチェックしてみよう(英語)。

■参照リンク
http://www.aol.com/

■関連ビデオ
RSS情報:https://news.aol.jp/2018/03/25/cost-of-oscars-awards-show/