ダニエル・ラドクリフは『ハリー・ポッター』シリーズの前日譚となる『ファンタスティック・ビースト』シリーズには出演していないが、議論の的となっている本シリーズへのジョニー・デップの出演について口を開いた。
既にご存知の方もいるだろうが、ジョニー・デップが悪役ゲラート・グリンデルバルド役をジョニー・デップが演じることについては、ハリー・ポッターのファンの間で賛否両論が起きている。2作目のタイトルが『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』であることからも、彼が次作で重要な役どころを演じるのは明らかだ。監督のデヴィッド・イェーツと原作者のJ.K.ローリングは共にジョニー・デップの参加を支持している。しかし、ジョニー・デップと元妻アンバー・ハードとの間で交わされた「契約」については詳しく触れていない。ハードはデップを家庭内暴力で告訴したが、彼は逮捕も起訴もされなかった。
『Entertainment Weekly』は、ハリー・ポッター役を演じたダニエル・ラドクリフにこの論争についてインタビューしている。ラドクリフは、『ハリー・ポッター』シリーズにクラッブ役で6回出演し、シリーズ最終作となった『ハリー・ポッターと死の秘宝』の前後編の前に解雇されたジェイミー・ウェイレットを引き合いに出した。ウェイレットが解雇されたのは、2009年に母親の自宅で大麻を育てていた罪で逮捕されたためだ。後に彼は有罪判決を受けている。
ジョニー・デップの出演に関する論争に対してダニエル・ラドクリフが『EW』に出したコメントは以下のとおり。
「私の場合、プロデューサーが役者人生の始まりに素晴らしいキャリアを与えてくれたので、今回の件は非常に辛い。でも、人々が今回の件についてなぜ不満を感じているのはわかる。何か真新しいことをコメントするつもりはないよ。例えに出すのはおかしいかもしれないけど、NFLでは、マリファナを吸った罪で逮捕されている選手は多くいるし、度が過ぎた行動を取った選手もいる。でも、彼らは許されてる。『非常に有名な選手』だからだ。今回の件で、かつて『ハリー・ポッター』シリーズに出演し、大麻を育てたことで解雇された俳優のことを思い出した。ジョニー・デップ氏が訴えられた内容は明らかにそれ以上に重大だと思う」
罪を認めた俳優と、告訴されながらも起訴されていない俳優では比較できないかもしれない。しかし、責任を免れるかどうかが「非常に有名」かどうかで判断されているという指摘には納得だ。いずれにしても、この議論は、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の11月16日の全米公開まで続きそうだ。
■参照リンク
http://www.moviefone.com/
■関連ビデオ
-
『ザ・フロリダ・プロジェクト』子役ブルックリン・プリンス、キュートな受賞スピーチで放送映画批評家協会賞の話題をさらう
-
一覧へ
-
レオナルド・ディカプリオ、マンソン事件を題材にした新作でクエンティン・タランティーノと再びタッグ!
コメント
コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。