『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』公開前から「可愛らしい」とファンの心を掴んでいた、新キャラクターのポーグだが、今回、『スター・ウォーズ』シリーズの公式サイト『StarWars.com』において、ポーグがなぜ映画に登場するに至ったのか、その経緯が明かされた。ポーグが誕生したのは、チューバッカの可愛らしい相棒や、子供向けキャラクターグッズの売り上げが、ただ欲しかったからではない。ルーク・スカイウォーカーの登場シーンを撮影したアイルランドの島に実在するツノメドリという鳥をCG処理で消すのではなく、逆に活かそうとキャラクター化され、誕生したのだ。
この新作でクリーチャー・コンセプト・デザイナーを務める、ジェイク・ラント・デイヴィスは、同サイトによるインタビューで、ライアン・ジョンソン監督の持つポーグのビジョンについて以下のように語った。
「ライアン監督は、連作映画の撮影のためスケリッグ・マイケルという島を訪ねました。この島は、惑星オクトーのロケ地となりましたが、ツノメドリでいっぱいでした。野生動物の保護区であるこの島には、何百羽という海鳥が至るところにいたのです。私の知る限り、ライアンは事態を前向きに捉え、これを活用する方法を探していました。海鳥は移動させられず、取り除くこともできない。CGで処理する案もありましたが、手間が掛かり過ぎる。監督は、それならば現実を受け入れよう、『素晴らしいじゃないか。土着の生物を作りだそう』と考えるに至ったのです。私たちデザイナーは、ケアテイカーズのデザインを進めていて、監督から簡単な説明を受けていただけでした。ポーグについても監督から『ツノメドリ種族』とだけ聞かされて進めました。このようにして新しい種族が加わる事になったのです。ツノメドリは、監督のインスピレーションの源で、全てにおいて非常に大きな影響を与えてくれたと言えるでしょう」。
ツイッターでは、ポーグの絵文字ができて、「#Porgs」や「#PorgLife」、「#PorgNation」などのハッシュタグと共に多くのファンに使われている。この人気は、ライアン・ジョンソン監督が冗談交じりに謝った程だ。余談だが、きっと、映画を既に観に行った方の中には、次は「ファジアー」の絵文字化に期待する方もいるのではないだろうか?
■参照リンク
http://www.moviefone.com/
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