今日は、瞑想について何か書いて欲しいと頼まれました。その質問とは、「なぜ私が瞑想を行うのか」というものです。私は、マハリシ・マヘーシュ・ヨーギ師が始めた超越瞑想 (Transcendental Meditation 、TM瞑想) を実践しています。この超越瞑想を始める前に、私は様々な種類の瞑想について調べていましたが、それぞれの瞑想には何かしら自分向けでない要素がありました。妹は超越瞑想を始めていたのですが、その妹からこの瞑想のことを聞いた時、私が調べていた他のあらゆる型の瞑想に関連していると教えてくれて、私はそこが気に入りました。私がそう伝えると、妹の声に変化が聞きとられました。もっと幸福で、もっと自信に満ちていたのです。そこで私は「この超越瞑想をやってみたい」と言いました。
瞑想を始める人はそれぞれ異なった理由から始めるのではないかと思いますが、瞑想を始めた人は、それぞれ自分が探し求めていた効用ばかりでなく、その他にも多くのメリットを得ることができることでしょう。私が瞑想に興味を持ったのは、次のようなフレーズを聞いたことがあるためです。「真実の幸福は外側にはない。真実の幸福は、内部にあるものだ」このフレーズは、私には真実味を帯びているように思われたのですが、フレーズからはその内部がどこなのか、またはどうやってそこに辿りつくかは教えてくれません。
ある日、瞑想こそが内部に辿りつける道なのではないか、という考えがひらめきました。
超越瞑想の優れたところは、努力せずとも超越 (解脱) できる点にあります。超越瞑想は瞑想をしようとするものではなく、集中でも観想でもありません。他に例をみない瞑想の型で、知的技能であり、そしてマハリシ師が現代に呼び覚ました古代の瞑想の型なのです。
あらゆる物質と精神の底には、無限の領域があります。相対性の分野を超えたものであり、相対的ではなく絶対的なものです。この領域には様々な名前があります。量子物理学者はこれを統一場と呼んでいます。または、超越 (解脱) 、実在、源、全体、至福の意識の大海、自己 (セルフ) としても知られています。この領域はそのようなレベルの生命であり、これまでずっとそうであり続け、そしてこれからも永遠に変わることはありません。
人類が真に解脱し、この最も深いレベルの生命を経験する時、その意識の一部を満たすことが可能になり、始めた時の意識がどのようなものであれ、その意識を拡大し始めます。人類、私達のあらゆる者には意識がありますが、人類全員が同じ量の意識を持っているというわけではありません。私達はそれぞれ、無限の意識、悟り、完全なる充足感、無限の至福感、そして解放への可能性を持っています。
すべてのホジティブな性質のもの、知性、クリエイティビティ、幸福感、愛情、エネルギー、力と平安は、意識に結び付いています。超越瞑想を定期的に実践することで、実践者は毎回瞑想を行う度に何度でも解脱することができ、人生を変えるような甚大な効用を実感することができます。上記のようなポジティブな本質が毎日どんどん育っていくことでしょう。そしてその副作用として、否定的な性質が弱まり始めます。ストレス、不安感、緊張、悲哀感、うつ状態、憎しみ、怒り、そして恐怖感が消え始め、この状態は人類にとって最高の解放感となります。ストレスを生じさせるものはまだすべて外側にありますし、否定的なものもまだ外側にはありますが、それにもかかわらずすべてのポジティブなものが成長し続けているので、私達を傷つける否定的なものの力は徐々に弱まっていきます。
否定的なものが消えていくにしたがって、私はこれ以上はないような解放感を感じました。息が詰まるような否定的な感情というゴム製のピエロの衣装が溶けていくような感じがして、それは何とも言えないようなまぶしいばかりの解放感を感じました。何かをすることに対する幸福感は徐々に大きくなり、私のアイディアはもっと自由に流れていくようでした。仕事に対する意欲も以前よりずっと出てきて、他の人のことをどんどん好きになっていくようでした。以前よりも健康な気分がして、自分の体がずっと快適な感じがしました。世の中の全部がより良いもののように思われました。「世界はあなたを反映している (The world is as you are) 」という表現があります。これはつまり、世界はいつもと同じ世界であったとしても、私達がもっとポジティブな方向に変われば、そのいつもの世界がずっと素晴らしいものに見える、ということではないかと思います。
この超越瞑想のテクニックを学びたいと望む世界中の生徒のための基金を集めるために、意識教育と世界平和のためのデビッド・リンチ財団 (The David Lynch Foundation for Consciousness Based Education and World Peace) が創設されました。これまでのところこのテクニックを学んで恩恵を受けることができるように支援を行った生徒は25万人います。また当財団は、囚人や刑務所の看守、幼児売春で苦しんでいる子供達、ホームレスの人達、糖尿病やアルコール依存症に苦しむネイティブ先住民、心的外傷後ストレス障害 (PTSD) に苦しむ退役軍人などを対象にした資金援助プログラムにも手を広げています。そしてどの場合でも同じことがいえます。つまり、苦悩が何であるか、そのストレスや苦悩がいかほどのものかには関係なく、この方法を学ぶことができた人達は、以前よりもずっと幸せになり感じ方が徐々によくなり始めます。苦悩が消えていく感じがし始めて、自分の人生を取り戻して前向きな将来像がみえるようになったと彼らは言います。
解脱するのは人類ならではのものです。テクニックを使わずに解脱した人も多くいますが、どのようにして解脱が起こったかは知りません。超越瞑想は、初めてでも、そして毎回でも解脱するチャンスを与えてくれるテクニックなのです。
世界中に人々を助けるためのプログラムは数多くあります。しかし残念なことに、そのようなプログラムのほとんどは表面的な解決策に過ぎず、表面的な解決策が機能することは決してありません。決して、人の内側にある根深い苦痛、苦悩、怒りや憎しみに取り組もうとはしないでしょう。人が解脱でき、あの内側にある純粋意識の領域からのポジティブな本質で満たされる時、それはあたかも機械のようなからくりを一掃して金で満たすようなものです。
問題を問題のレベルで解決することはできない、その問題の下から解決する必要がある、とアインシュタインは言っています。統一場、つまり意識の大海、実在よりも深いところはありません。この領域はまた、内部にある神の国としても知られています。静かに座り、目をつむり、このテクニックを始め、毎日神の国を訪問することの素晴らしさを想像してみてください。
心的外傷後ストレス障害を抱える退役軍人は、私が聞くところによれば、現実的な方法で苦悩を真に取り除くことのできる、真に人生を取り戻すために必要な支援を受けていないそうです。超越瞑想のテクニックを習得した退役軍人からの証言がありますが、超越瞑想がどのように彼らの人生を救ったか、そして彼らの友人や家族の生活の支えとなったかを聞くことができるのは、なんとも素晴らしいものです。
マハリシ師は、人類にとって祝福となる素晴らしいテクニックを甦らせました。ぜひ活用して、チャンスを逃さないようにしてください。
あなたの友人
デヴィッドより
(原文:Why I Meditate)
-------------------------------
デヴィッド・リンチ
映画監督
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瞑想を始める人はそれぞれ異なった理由から始めるのではないかと思いますが、瞑想を始めた人は、それぞれ自分が探し求めていた効用ばかりでなく、その他にも多くのメリットを得ることができることでしょう。私が瞑想に興味を持ったのは、次のようなフレーズを聞いたことがあるためです。「真実の幸福は外側にはない。真実の幸福は、内部にあるものだ」このフレーズは、私には真実味を帯びているように思われたのですが、フレーズからはその内部がどこなのか、またはどうやってそこに辿りつくかは教えてくれません。
ある日、瞑想こそが内部に辿りつける道なのではないか、という考えがひらめきました。
超越瞑想の優れたところは、努力せずとも超越 (解脱) できる点にあります。超越瞑想は瞑想をしようとするものではなく、集中でも観想でもありません。他に例をみない瞑想の型で、知的技能であり、そしてマハリシ師が現代に呼び覚ました古代の瞑想の型なのです。
あらゆる物質と精神の底には、無限の領域があります。相対性の分野を超えたものであり、相対的ではなく絶対的なものです。この領域には様々な名前があります。量子物理学者はこれを統一場と呼んでいます。または、超越 (解脱) 、実在、源、全体、至福の意識の大海、自己 (セルフ) としても知られています。この領域はそのようなレベルの生命であり、これまでずっとそうであり続け、そしてこれからも永遠に変わることはありません。
人類が真に解脱し、この最も深いレベルの生命を経験する時、その意識の一部を満たすことが可能になり、始めた時の意識がどのようなものであれ、その意識を拡大し始めます。人類、私達のあらゆる者には意識がありますが、人類全員が同じ量の意識を持っているというわけではありません。私達はそれぞれ、無限の意識、悟り、完全なる充足感、無限の至福感、そして解放への可能性を持っています。
すべてのホジティブな性質のもの、知性、クリエイティビティ、幸福感、愛情、エネルギー、力と平安は、意識に結び付いています。超越瞑想を定期的に実践することで、実践者は毎回瞑想を行う度に何度でも解脱することができ、人生を変えるような甚大な効用を実感することができます。上記のようなポジティブな本質が毎日どんどん育っていくことでしょう。そしてその副作用として、否定的な性質が弱まり始めます。ストレス、不安感、緊張、悲哀感、うつ状態、憎しみ、怒り、そして恐怖感が消え始め、この状態は人類にとって最高の解放感となります。ストレスを生じさせるものはまだすべて外側にありますし、否定的なものもまだ外側にはありますが、それにもかかわらずすべてのポジティブなものが成長し続けているので、私達を傷つける否定的なものの力は徐々に弱まっていきます。
否定的なものが消えていくにしたがって、私はこれ以上はないような解放感を感じました。息が詰まるような否定的な感情というゴム製のピエロの衣装が溶けていくような感じがして、それは何とも言えないようなまぶしいばかりの解放感を感じました。何かをすることに対する幸福感は徐々に大きくなり、私のアイディアはもっと自由に流れていくようでした。仕事に対する意欲も以前よりずっと出てきて、他の人のことをどんどん好きになっていくようでした。以前よりも健康な気分がして、自分の体がずっと快適な感じがしました。世の中の全部がより良いもののように思われました。「世界はあなたを反映している (The world is as you are) 」という表現があります。これはつまり、世界はいつもと同じ世界であったとしても、私達がもっとポジティブな方向に変われば、そのいつもの世界がずっと素晴らしいものに見える、ということではないかと思います。
この超越瞑想のテクニックを学びたいと望む世界中の生徒のための基金を集めるために、意識教育と世界平和のためのデビッド・リンチ財団 (The David Lynch Foundation for Consciousness Based Education and World Peace) が創設されました。これまでのところこのテクニックを学んで恩恵を受けることができるように支援を行った生徒は25万人います。また当財団は、囚人や刑務所の看守、幼児売春で苦しんでいる子供達、ホームレスの人達、糖尿病やアルコール依存症に苦しむネイティブ先住民、心的外傷後ストレス障害 (PTSD) に苦しむ退役軍人などを対象にした資金援助プログラムにも手を広げています。そしてどの場合でも同じことがいえます。つまり、苦悩が何であるか、そのストレスや苦悩がいかほどのものかには関係なく、この方法を学ぶことができた人達は、以前よりもずっと幸せになり感じ方が徐々によくなり始めます。苦悩が消えていく感じがし始めて、自分の人生を取り戻して前向きな将来像がみえるようになったと彼らは言います。
解脱するのは人類ならではのものです。テクニックを使わずに解脱した人も多くいますが、どのようにして解脱が起こったかは知りません。超越瞑想は、初めてでも、そして毎回でも解脱するチャンスを与えてくれるテクニックなのです。
世界中に人々を助けるためのプログラムは数多くあります。しかし残念なことに、そのようなプログラムのほとんどは表面的な解決策に過ぎず、表面的な解決策が機能することは決してありません。決して、人の内側にある根深い苦痛、苦悩、怒りや憎しみに取り組もうとはしないでしょう。人が解脱でき、あの内側にある純粋意識の領域からのポジティブな本質で満たされる時、それはあたかも機械のようなからくりを一掃して金で満たすようなものです。
問題を問題のレベルで解決することはできない、その問題の下から解決する必要がある、とアインシュタインは言っています。統一場、つまり意識の大海、実在よりも深いところはありません。この領域はまた、内部にある神の国としても知られています。静かに座り、目をつむり、このテクニックを始め、毎日神の国を訪問することの素晴らしさを想像してみてください。
心的外傷後ストレス障害を抱える退役軍人は、私が聞くところによれば、現実的な方法で苦悩を真に取り除くことのできる、真に人生を取り戻すために必要な支援を受けていないそうです。超越瞑想のテクニックを習得した退役軍人からの証言がありますが、超越瞑想がどのように彼らの人生を救ったか、そして彼らの友人や家族の生活の支えとなったかを聞くことができるのは、なんとも素晴らしいものです。
マハリシ師は、人類にとって祝福となる素晴らしいテクニックを甦らせました。ぜひ活用して、チャンスを逃さないようにしてください。
あなたの友人
デヴィッドより
(原文:Why I Meditate)
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デヴィッド・リンチ
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