米・大手経済誌『フォーブス』は、2017年に世界で興行収入が最も高かった俳優のランキングを発表。映画『ワイルド・スピード ICE BREAK』の撮影でもめて話題を呼んだヴィン・ディーゼルと「ザ・ロック」ことドウェイン・ジョンソンとが1位と2位を独占した。
この2人は、『ワイルド・スピード』シリーズ最新作のおかげで今年成功を収めたが、ドウェイン出演作『ベイウォッチ』よりも『トリプルX 再起動』の方が興行収入が若干高く、ヴィンが1位の座を獲得した。しかし、ドウェイン出演の『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル』(2018年4月6日に日本公開予定)がまだ劇場で公開中のため、この分が最終的に加算されていたら、どうなったかは分からない。いずれにしても、これが、2人の確執の深い原因になっているのかと疑ってしまう。
同ランキングは、性別分けされておらず、上位10位までに女優が3人入っている。『フォーブス』誌は、映画の興行収入を集積・分析するウェブサイト「ボックスオフィス・モジョ」からの2017年12月26日までのデータを使用。メジャーな俳優が出演する映画の全世界でのチケットの売り上げを集計してランキングを作成した。アニメーション映画は含まれておらず、興行収入が上位、または映画に多く出演している俳優のみが対象だ。このランキングは、出演料の高い俳優ランキングと混同してしまいそうだが、似た部分があるのは確かだ。
『フォーブス』誌、2017年の世界興行収入が最も高かった俳優ランキング
1位 ヴィン・ディーゼル 16億ドル(約1,812億円)
2位 ドウェイン・ジョンソン 15億ドル(約1,699億円)
3位 ガル・ギャドット 14億ドル(約1,586億円)
4位 エマ・ワトソン 13億ドル(約1,472億円)
5位 ジョニー・デップ 11億ドル(約1,246億円)
6位 デイジー・リドリー 10億8千万ドル(約1,223億円)
7位 トム・ホランド 8億8,800万ドル(約1,006億円)
8位 クリス・プラット 8億6,400万ドル(約979億円)
9位 クリス・ヘムズワース 8億4,500万ドル(約957億円)
10位 ジョン・ボイエガ 8億1,500万ドル(約923億円)
ご想像の通り、上位10位まではスター・ウォーズやディズニー、マーベル、ハリー・ポッター、DCスーパーヒーローズの作品の出演者が独占している。しかし、興味深いのは、上位2位が『ワイスピ』出演者だった事だろう。
昨年は、『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』と『ヘイル、シーザー!』に出演したスカーレット・ヨハンソンが12億ドル(約1,359億円)でランキングのトップを飾ったが、もし、『ジャングル・ブック』と『SING/シング』の声優の分が含まれていたら、さらに高くなっていた。今年は全体的に高額で、上位4位までが昨年のスカーレット・ヨハンソンの額よりも上回っている。2018年がどのようなランキングになるのかが、今から楽しみだが、2018年の1位の大本命は、『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』(2018年4月27日に日本公開予定)と『ジュラシック・ワールド 炎の王国』(2018年7月13日に日本公開予定)に出演しているクリス・プラットだ。
■参照リンク
http://www.moviefone.com/
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