ルーカスフィルムの『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』はそのフォースの威力を十分に発揮しているようで、クリスマスイブ(日曜日)の時点の全世界の興行収入合計が7億4540万ドル(約843.9億円)になったと発表された。


北米地区では上映開始から最初の10日間の興収が3億6500万ドル(約413.2億円)となり、クリスマスの月曜日には更に3200万ドル(約3623万円)が上乗せされると見られている。これは2017年の興行成績第1位となった『美女と野獣』の5億400万ドル(約570.6億円)、また『ワンダー・ウーマン』の4億1200万ドル(約466.5億円)に次ぐ第3位の成績だ。

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は米国外での興収が3億8030万ドル(約430.6億円)となっている。このうち、デンマークとスウェーデンではそれぞれの国内で今年ッ興収トップを記録し、ヨーロッパ全体では第4位だ。米国外の興収ではイギリスがトップで6740万ドル(約76.3億円)、続いてドイツが4000万ドル(約45.3億円)、フランス2930万ドル(約33.2億円)、そしてオーストラリアの2690万ドル(約30.5億円)となっている。

2015年の前作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が終わった所からストーリーが展開する『最後のジェダイ』は、これまでの全世界の映画興収で史上87番目の成績となり、2016年の『スーサイド・スクワッド』を140万ドル(約1億5900万円)差で追っている。ライアン・ジョンソン監督、マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー、アダム・ドライバー、デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、アンディ・サーキス、ルピタ・ニョンゴにドーナル・グリーソンが前作と同じ役柄を演じている。昨年他界したキャリー・フィッシャーにとっては最後の出演作品となった。

ソニー・ピクチャーズの『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』とユニバーサルの『ピッチ・パーフェクト3』も幸先のいいスタートを切っており、20世紀フォックスの『グレイテスト・ショーマン』も米国内では健闘している。ただパラマウントの『ダウンサイズ』と、ワーナー・ブラザース/アルコン・エンターテインメントの『Father Figures(原題)』は観客数が伸びていない。

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は公開後初の週末の収入が2億2000万ドル(約249.2億円)と北米第2位の記録を達成した。だが、今月20日にはソニーのアクション・コメディー『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』というライバルが現れる。『ジュマンジ』は全米3765館での金・土・日3日間で3400万ドル(約38.5億円)、公開後6日間ではおよそ6400万ドル(約72.5億円)を稼ぎ出すとみられ、現在は興行成績のトップを走っている。

米ソニー・ピクチャーズのワールドワイド・マーケティング&ディストリビューションのプレジデントのジョシュ・グリーンスタインは、公開初日に実施される観客の出口調査「シネマスコア」で『ジュマンジ』が「A-」という高評価になったことに触れ、同映画が全ての層の観客に支持されていることを表すものだとコメント。「1年で最も映画館がにぎわう週に突入するにつれ、とてつもなく大きな勢いをこの映画は見せている」と述べている。



■参照リンク
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