J・R・R・トールキン原作の小説『指輪物語』をアマゾンがテレビドラマ化するが、サー・イアン・マッケランもとには、新しいシリーズへの出演依頼が届いていないらしい。2001年製作の映画『ロード・オブ・ザ・リング』(LOTR)より前の世界を描くことになるこのテレビシリーズにはガンダルフを登場させるつもりがないのかも知れない。ただ、誰かがガンダルフを演じるというのであれば、まずはマッケランに声をかけるのが当然だろう。
英国人気トーク番組のホスト、グラハム・ノートンのラジオ番組に今月16日に出演したマッケランが、他の役者がガンダルフを演じることになったら気になるか、とノートンに質問されると、呆れたように「誰か別の役者がガンダルフをやるってどういうことだ?」と答え、こう続けた。「オファーされていないので、まだOKしてないが、他の誰かがあの役をやると言うのかい? ガンダルフは7,000才を越えてるんだから、私はまだそこまで年は取ってないよ」
ごもっともだ。ただ、"過去を描く"のでガンダルフも若返っているわけだが、そこは特殊効果で若作りはできる。あるいは現在のマッケランのままで誰も文句は言うまい。
エンタメ情報サイト『Deadline』によれば、このLOTRの過去にさかのぼる新シリーズは、アマゾン・スタジオがトールキン・エステート・アンド・トラスト、ハーパーコリンズ、ニュー・ライン・シネマと共同で製作しているとのこと。ニュー・ライン・シネマはワーナー・ブラザーズ・エンターテインメント傘下で、ピーター・ジャクソンの大ヒット映画『LOTR』と『ホビット』各シリーズを世に送り出した会社である。マッケランはすでにこのフランチャイズの一部とも呼ぶべき存在なのに・・・一体、どうなるのだろうか?
■参照リンク
http://www.moviefone.com/
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