ライアン・レイノルズと映画『Deadpool 2』(タイトル未定)チームの悪ふざけには何らかの筋道があるはずだが、我々にはまだつかみ切れていない。同作のR指定の本編『デッドプール』が2016年に公開される前からすでに、ライアンと20世紀フォックスは、この異色のマーベルアンチヒーローを宣伝するのにユニークな方法を見つけていた。予告編やお決まりのポスターだけに頼るのではなく、デッドプール自身にふさわしいパロディやおどけた写真撮影、クレイジーな悪ふざけも活用しているのだ。
「朝のテレピン油の香りが大好きです」I love the smell of turpentine in the morning. #Deadpoolpic.twitter.com/r1fUsfPfoR - Deadpool Movie (@deadpoolmovie) 2017年11月15日
例えば、最近公開されたティーザー動画では、デッドプールに扮したライアンが米国のテレビ番組『ボブの絵画教室』で人気だった画家ボブ・ロスの物まねを披露した。
彼は、性的にきわどい言葉も発しつつ、例の「幸せな木」を描き、色の使い方を教えている。楽しくてふざけた動画だが、我々にも予想のつく展開だったのかもしれない。というのも、これまでに2つのヒントが与えられていたのだ。1つは1月17日のツイート(職場での閲覧注意)で、ライアンがロスへの称賛を独特な詩的表現で述べている。
「ボブ・ロスはすごく癒やしを与えてくれる。この番組を5分見ると、枕の海で死ぬほどフ○○クされた感じがする」Bob Ross is very calming. 5 min into this show, it feels like you've been fucked to death by a thousand pillows. pic.twitter.com/UMazluwLui
- Ryan Reynolds (@VancityReynolds) 2017年1月17日
ティーザー動画が公開された11月15日以来、ライアンはこのツイートを一番上に固定している。おそらく、単にそのふざけた(でも実は的確な)着眼をしていたことを喜んでいるだけでなく、ずっと前からそのヒントを発していたと言いたいのだろう。
もう1つのヒントは最近のもので、11月9日に公開された最初のポスターに込められていた。ノーマン・ロックウェルが描いた1943年の絵画『欠乏からの自由』中の人物を『Deadpool 2』のキャストにすり替えたものだ。そのパロディー画がティーザー動画にも登場しており、ボブ・ロスとうまくリンクしている。
この絵が公開された時は、何を意味しているのか謎だった。彼らは今後数ヶ月のうちにさらなる仕掛けを繰り出してくるであろうから、見逃さないように注意するとしよう。
『Deadpool 2』は2018年6月1日に米国公開予定だ。
■参照リンク
http://www.moviefone.com/
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