本日9月15日、ついに公開された『エイリアン』シリーズ最新作、『エイリアン:コヴェナント』。
この新作を観る前に知っておきたい6つの事として、前回は、『コヴェナント』は『プロメテウス』の続編である点や新たな登場人物の他、『プロメテウス』では少なくなっていたホラー要素が増した点をお伝えした。それでは早速、その続きをご紹介しよう。
4. 描かれる新たな神話
前回、原点回帰でホラー要素が増したとお伝えしたが、それと同時に『プロメテウス』の哲学的要素もしっかりと引き継いでいる。今回の映画のタイトルは、実は最初は『Alien: Paradise Lost』と決まっていた。パラダイス・ロスト(失楽園)というタイトルからリドリー・スコット監督が何からインスピレーションを受けたか想像がつくだろう。
『コヴェナント』は、人類とエイリアン=ゼノモーフの両方を生み出したとされるエンジニアや、黒い液体の謎について迫っている。
5. 新たなゼノモーフ「ネオモーフ」とは?
新種のゼノモーフが少なくとも1つは登場しなければ、れっきとした『エイリアン』シリーズとは言えないだろう。『エイリアン:コヴェナント』には、ゼノモーフより小型でもっと残酷な、「ネオモーフ」が登場する。前編でお伝えした通り、人類の移住先を目指していたコヴェナント号のクルーは、謎の信号を受信し、ある惑星の探索を行う。一見美しい惑星に、このネオモーフが潜んでいたのだ。詳細は、映画館で確認してほしい。
昔のエイリアンシリーズが好きな人は、心配するに及ばないだろう。同作品は、我々が知っている、お気に入りの元祖"ビッグチャップ"ゼノモーフがたくさん登場する。だが、ゴム製のボディスーツを着た背の高い人間が中に入っているビッグチャップというより、ほとんどコンピューターで製作された、これまで以上にどぎつい見た目の、さらにすばしっこく、破壊力の大きい生物となっている。
6. 『コヴェナント』は、『エイリアン』前日譚3部作の2作目
リドリー・スコット監督は、この作品が、『エイリアン』の前日譚を描く『プロメテウス』3部作の1つになると明かしている。つまり、『プロメテウス』と『コヴェナント』の次にもう1作品、前日譚が控えており、3部作の結末は、シリーズ第1作目の『エイリアン』に最終的にリンクしていくという事だ。
リドリー・スコット監督は、次のシナリオをすでに考えており、2018年には『Alien: Covenant 2』(仮題)の製作を始めたいとのこと。この壮大な物語の鍵を握るのは一体誰なのか?
映画『エイリアン:コヴェナント』は、本日、2017年9月15日(金)全国ロードショー。
<前編はこちら>
■参照リンク
http://www.moviefone.com/
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