どこに居ても、聞けば「あ、あれだ!」とわかる、あの5音階。
7月3日、米国ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(SPE)が「これは何かを意味する」というシンプルなタイトルがついた56秒間のミステリアスなティーザー映像を公開した。冒頭の映像は黒い背景に緑の文字という昔懐かしいコンピュータ画面で、そこに文字が現れる。
毎日 何千もの飛行機を
管制官は見つめている
ただ 時として 見てしまうことがある
説明できない何かを
同ビデオのYouTubeの説明欄にはこう書かれている。
これは何かを意味する
重大な何かを
WeAreStillNotAlone.com
一体何が起こっていたのだろう? 最後に聞こえるあの5音階は、スティーブン・スピルバーグ監督の1977年のSF名作「未知との遭遇」にファンを導いている。となれば、この映像はあの映画の続編かリブート版の予告編だ、と多くの人が思うだろう。しかし、その真相は、そうではなかったようだ。
WeAreStillNotAlone.com(宇宙にいるのは"今も"われわれだけではない・ドット・コム)は「UFO(未確認飛行物体)目撃に関する最新情報受信にサインアップ」するウェブサイトへジャンプするのだが、『Variety』誌によると、これは米国SPEが実施するキャンペーンとファン(米国在住者限定)をつなげるページなのだという。今年は「未知との遭遇」公開40周年に当たり、 SPEは来たる9月1日から1週間、限定劇場での同作品の上映を計画しているのだ。
というわけで、「未知との遭遇」の続編やリブート版が制作されるのではないようで、これを残念だと思うか、良かったと思うかは個人の考え方次第である。とりあえずはない、ということだ。しかし、昨今の映画界の状況を鑑みると、9月の劇場再上映と11月の公式40周年記念のあと、何らかの計画が発表されてたとしても、決して驚かないことだろう。Xファイル風に言えば、「真実は"今も"そこにある」のだから。
https://www.youtube.com/watch?v=rbSfX3OnQy4
■参照リンク
http://www.moviefone.com/
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