先週オーストラリア沿岸で発見された怪しげな海の生き物の画像が今ネットで話題となっている。
オーストラリアのフリーマントル南部近くでその生き物を引き上げたという男性が、その画像をフェイスブックに投稿。男性は、フェイスブックでこの水中動物の正体に関する答えがわかるのではないかと期待したが、それを見たほとんどのユーザーはその正体がわからなからず、ただその舌のような見た目の生き物に驚くばかりだった。
しかし、その後、この生き物の正体が西オーストラリア州立博物館によって判明した。
「舌でないことが判明!」
「トゥーイーズエクストラドライの(コマーシャルに登場する)悪名高い舌から、カンゾウタケ、運の悪いサウス・ビーチの日光浴者の切断された性器に至るまで、その生物の正体についていろんな説が浮上しました」
あるユーザーが「うわー、まるで舌を切断したみたい」とその投稿にコメント。そして他のユーザーも「牛の舌だ、サメに食べられたに違いない」と書き込んでいる。
また別のユーザーからは、この「舌」は磨かれたサンゴだとの声も・・・。だが、生物の正体は最終的に西オーストラリア州立博物館の水生動物学のジェーン・フロモン博士によって明らかにされたのだ。
同博士はニュースサイト「WA Today」にその正体不明の生物はホヤだと語っている。
「このホヤは群体のホヤ類です。画像にある濃いピンクの楕円形をしたゼリー状の外皮の中におびただしい数の個体が存在します。小さな白っぽい花のようなものはそれぞれの個体を示しています」と同博士は語っている。
西オーストラリア州水産省でバイオセキュリティ科学者の主任を務めているジャスティン・マクドナルド博士は、この海の生物は身を隠す過程だったが、見つかってしまい、完全に隠せなかったのだろうと付け加えている。
「ホヤの行動を邪魔すると、彼らは体を引っ込め、閉じこもります。そして、本質上、縮み始めます。この群体のホヤ類は体を引っ込めましたが、まだ縮んではいません」と語っている。ちなみに、西オーストラリアの大陸でホヤは比較的よく見られるという。
■参照リンク
http://www.aol.com/
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