4歳のジェイコブ・マタイくんは、治療のためにシカゴの小児病院に通っている。最初に入院したのは昨年の11月6日、B細胞性急性リンパ芽球性白血病と診断されてのことだっだ。専門病棟で数日間の検査を経て、今年の1月10日からは化学療法を受けている。
母親のジェニファーさんは、「家族にとってこれ以上辛いことは無いでしょう」、「他の子供たちにとっては尚更だと思います。弟の病気のことがいつも頭の片隅にあるようです」と、地元メディア『WGN』に語っている。
こうした大変な状況の中で、ジェイコブくんの姉と兄は弟のために何か出来ないかと考えた。そして今回、素晴らしいアイデアを思いついたのだ。
「ジェイコブのために自分たちが出来ることを何かしたかったんです。お医者さんじゃないので病気は治してあげられないし」、とコメントするのはお姉さんのブリンちゃん。「缶のプルタブを集めればお金に換えられると聞いて、まずは学校で先生たちにお願いしました。それから友達にも頼んで、今では沢山の人たちが協力してくれます」。
難病の子供たちや家族をサポートする米国の慈善団体「ドナルド・マクドナルド・ハウス」は、プルタブの回収活動を行う。リサイクル工場へ持ち込むなどして得られた多額の資金がマタイ家のような家族を支えている。ジェイコブくんの兄弟はこれを聞き、100万個を集めることを決めたのだという。
この目標は1年以内に達成されそうだ。「重量790ポンド(約358キロ)ものプルタブを集めるのは容易ではありません。通常は何年も掛かかることです」、と同団体のバイス・プレジデントを務めるリサ・ミッチェルさんはコメントしている。現在、ジェイコブくんの病気の状態は落ち着いているが、まだまだ治療は続く予定だ。
■参照リンク
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