次回の『スター・ウォーズ』のスピンオフ映画が、正式に撮影をスタートしたようだ。これは、ハン・ソロを主人公に描いた未発表タイトルの映画で、共同監督の一人がツイッターで発表したもの。その発表自体、注目すべきものであるが、同監督が『スター・ウォーズ』で最も有名な、物議を醸したシーンを示唆したツイートをしたため話題を呼んでいる。
創作パートナーのフィル・ロードと共に監督を務めるクリストファー・ミラー(映画『LEGO ムービー』でも共同で監督)が、1月30日にさまざまなシーンナンバーとテイクナンバーを識別するために使われるカチンコ(今回の場合は、一番最初の撮影の1テイク目)の画像をツイッターに投稿。クリストファー・ミラーは、Soloというブランドが販売している有名なプラスチックカップの名前でもある『Red Cup』というおかしな仮タイトルも印刷されているそのカチンコ画像と一緒に、「Han First Shot」(「ハンの最初の撮影」:ハンが最初に撃ったと掛けている)というジョーク交じりのキャプションも投稿した。
ハンの最初の撮影Han
First
Shot pic.twitter.com/KReR6rgKFT - Chris Miller (@chrizmillr) 2017年1月30日
あまりご存知でない方のために説明すると、このフレーズは、同シリーズの生みの親であるジョージ・ルーカスが、オリジナル3部作の特別版を公開して以降、過去20年間スター・ウォーズファンの中で物議となっている、悪名高き「Han shot first」(ハンが最初に撃った)論争を示している。1977年の『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』で、ハリソン・フォード演じる密輸業者のハン・ソロは、モス・アイズリーの酒場で、ジャバ・ザ・ハットが出した懸賞金目当てにやってきたグリードと対決。グリードがハン・ソロを脅し続けている場面で、ハン・ソロは持っていたブラスター銃を抜き、いきなりグリードを撃ち殺している。
だが、後の1997年に上映された特別編の中で、ジョージ・ルーカスはそのシーンを、グリードが最初にハン・ソンを撃ち、その仕返しと自己防衛のためにハン・ソンがグリードを撃つというシーンに変えている。しかし、長年のスター・ウォーズファンは、それにだまされず、実際は、ハン・ソンが最初にグリードを撃ったと主張している。それゆえ、クリストファー・ミラーの30日のツイートとなったようだ。『スター・ウォーズ』の公式ツイッターアカウントは、同監督のジョークに気づいていたようだが、それに続いてジョークで応戦したりする事はなかった。
We see what you did there.
RSS情報:http://news.aol.jp/2017/01/31/han-solo-star-wars-spinoff-filming-starts-han-shot-first/
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ハン・ソンって誰やねん