(C)2016 Marvel.
早いもので今年もあと残りわずか。今年も素敵なアメコミ映画・TVに恵まれました!ベスト10形式で今年を振り返りましょう。ただ振り返ると言っても来年・これらからにつながるネタも多いので、未来に向けた楽しい展望も語っていきましょう!
10位:『デッドプール』『スーサイド・スクワッド』まさかの大ヒット!
異色のアメコミ・ヒーロー(?)映画『デッドプール』、『スーサイド・スクワッド』が公開され、全米・全世界、そして日本でも大ヒットしました。日本でも『デッドプール』は20億強、『スーサイド・スクワッド』は20億弱の大ヒット。それぞれX-MENやバットマンの"スピンオフ"であり、決してメジャーなキャラではなく、アメコミ好きにしてみればマニアックな素材だったわけですが、どちらもクレージーでポップな感じがウケ、新しいファン層を開拓したようです。
(C)2016 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
『デッドプール』の成功は、アメコミ・ヒーロー映画もR指定はイケる!と証明したことも大きく、この影響を受け、来年公開のヒュー・ジャックマン最後のウルヴァリン映画『ローガン』もR指定。
また『スーサイド・スクワッド』はアメコミの魅力はヒーローだけではなくヴィランにあると再認識させてくれて、今後ヴィランがメインの映画が作られる可能性大!
(C) 2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.,RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC
実際、マーゴット・ロビー出演&プロデュース、『スーサイド・スクワッド』のデビッド・エアー監督で、ゴッサム・シティの悪女ハーレイ・クイン、キャットウーマン、ポイズン・アイビーが夢の(悪夢の)共演をする『ゴッザム・シティ・サイレーンズ』の製作が発表されました。
#Sirens4everpic.twitter.com/sutAD9O4G7 - David Ayer (@DavidAyerMovies) 2016年12月14日
この2作は、そしてその成功はこれからのアメコミ映画作りに大きな影響を与えました!
09位:アメコミ TVドラマ充実(マーベル)!
TVに負けず、ドラマでもアメコミ原作物はその魅力を発揮しています。
マーベルは一連のマーベル映画(マーベル・シネマティック・ユニバース)と連動した「エージェント・オブ・シールド」がシーズン4に突入。しかもそこには新ゴーストライダー(なんとバイクではなく車に乗る!)も登場!またこの「エージェント・オブ・シールド」のスピンオフをデジタル・メディアのみで展開するSlingshotもまもなく配信されます。
また来年秋は、マーベル・コミックスに登場する超人類インヒューマンズを描いた「インヒューマンズ」が放送開始。全8話で、しかし1話目と2話目は、なんと2週間限定でIMAX上映されるという試み!この「インヒューマンズ」はもともとマーベル・シネマティック・ユニバースの1本として映画が予定されていたし、また「エージェント・オブ・シールド」の中でも言及されていましたが、それらとは"また違う"作品らしく、どう展開されるのか楽しみです。
(C) Netflix. All Rights Reserved.
一方Netflixのマーベル・ドラマの絶好調。シーズン2をむかえた「デアデビル」(パニッシャー、エレクトラも登場)、「ジェシカ・ジョーンズ」、「ルーク・ケイジ」ときて、来年はファンの多い「アイアン・フィスト」がついに登場。(3月配信予定)。そして来年後半にはこれらのヒーローが共演する、街のアベンジャーズこと「ディフェンダーズ」が配信!
ヴィラン役はなんとシガニー・ウィーバー! すごすぎる! なおNetflixではジェレミー・レナー出演でホークアイのドラマ・シリーズも検討中との噂もありました。
08位:アメコミ TVドラマ充実(DC)!
TVドラマの方では、2012年の「アロー」の成功を皮切りにマーベルより先行していたDC。「アロー」のフランチャイズは広がり、いまや月曜「スーパーガール」、火曜「フラッシュ」、水曜「アロー」、木曜「レジェンド・オブ・トゥモロー」が放送される盛況ぶり。
DCはマーベルと違い、映画とTVドラマの世界観は連動していません。ただ、この4作品は世界観が共通。ややこしいことを言うと、スーパーガールはアローらとは別の時間軸の世界なのですが、フラッシュが時空を超えて彼女に会えるという便利な設定(笑)。
11月28日からはこの4作品がクロスオーバーし、エイリアンからの脅威と戦う"" HEROES VS ALIENS "という壮大な4夜連続イベントが放送されました。
この4作品とは別に(放送局が違うのです)バットマンが登場する以前のゴッサム・シティを描いた「ゴッサム」もシーズン3をむかえ絶好調!シーズン1は犯罪アクションでしたが、シーズンを重ねるにつれ、怪人たちの脅威を描くホラーアクション的な魅力も加味。
07位:ミュータント映画の未来はどうなる?
『ミュータント・ニンジャ・タートルズ <影(シャドウズ)>』と『X-MEN:アポカリプス』という2大ミュータント映画が公開。
タートルズの方は、残念ながら本作で一回映画シリーズはストップ。前作よりアニメ版タートルズの魅力がうまく実写映画化されており楽しい作品に仕上がっていただけに残念。ただマイケル・ベイ御大は来年『トランスフォーマー:最後の騎士王』が公開。またタートルズの映画でカメオ(?)登場していた、トランスフォーマー・ファミリーのバンブルビーを主人公にしたスピンオフ映画も再来年公開目指して準備中!
さてミュータントと言えばX-MEN。『X-MEN:アポカリプス』をもって『-ファースト・ジェネレーション』から始まるジェームズ・マカヴォイらが出演するX-MEN映画はこれで最後とされていますが、マカヴォイら続投でX-MEN映画が作り続けられるとの説もあり、その場合、ジーン・グレイが暴走する名エピソード、"ダーク・フェニックス・サーガ"がベースになるとのこと。
また『きっと、星のせいじゃない』のジョシュ・ブーン監督が手掛ける『ニュー・ミュータンツ』(悪霊vs若きミュータントの戦いを描くホラーアクション・テイスト)、さらに『デッドプール2』を経て、デッドプールを軸に武闘派ミュータントたちの戦いを描いた『X-フォース』も予定されており、X-MEN世界だけで様々なフランチャイズ展開をしそうです。加えてプロフェッサーXの息子デイビッドを描いたTVドラマ「レギオン」が春から放送。映画との関連性はわかりませんがLEGIONのOのところがXマークになっていて"X-MENもの"であることを示唆しています。
06位:"ヒーロー内戦"映画が続々公開!
(C)2016 Marvel.
今年のヒーロー映画の特徴として、ヒーローVSヴィランではなく、ヒーローVSヒーロー作品が多かったのです。『バットマンVSスーパーマン:ジャスティスの誕生』、『シビル・ウォー:キャプテン・アメリカ』。『X-MEN:アポカリプス』もミュータントVSミュータント同士の戦いを描いていました。
"キャプテン・アメリカとアイアンマンが戦ったらどっちが強い?"という夢の対決を描いたエンタテインメント性と"正義とはなにか?"というアメコミ・ヒーロー映画ならではのテーマ性を併せ持った"楽しく・深い"作品に仕上がっていました。
この摩擦をのりこえてヒーローたちは団結し、新アベンジャーズ、ジャスティス・リーグ、新生X-MENへと向かっていくのでしょう!スーパーヒーロー界の"雨降って地固まる"展開に期待しましょう!
いかがだったでしょうか?次回はベスト5の発表です。お楽しみに。(後半【12月29日掲載予定】へ続く)
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