ポルトガル・リスボンの国立古美術館(Museu Nacional de Arte Antiga)で、観光客が18世紀の彫刻を壊してしまう事故が起きたと英紙「メトロ」が伝えた。
壊された彫刻は18世紀に制作された聖ミカエル像。報道によると、あるブラジルの観光客が聖ミカエル像と"自撮り"しようとしたところ、像にぶつかり倒してしまったという。
台座から落ちた像は床に仰向けで横たわり、背中の羽が折れるなど無残な状態に。当時、像を壊してしまった観光客は慌ててパーツをくっつけようとしていたが、簡単に直るようなものではなかった。
残念ながら、壊れた聖ミカエル像は完全に修復することはできないという。美術館の関係者は「ここで働いて長いが、元の状態に戻すことは不可能だ。職員が十分に注意していなかったこともミスだ」と話している。現在は警察が調べを進めているそうだ。
海外の美術館は日本とは異なり、作品を柵やケースに入れず展示しているケースが多い。作品を間近で鑑賞できるのは観客にとって嬉しいことだが、くれぐれも作品を傷付けることないよう鑑賞したいものだ。
■参照リンク
・metro.co.uk
・news.sbs.co.kr
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コメント
ぶつかって倒れるレベルなら100%管理者の責任だわな
「自撮り」というが、別に悪ふざけで体当たりしたわけでもないし
日本にとって美術館は美術を保管する場所だけど、海外では芸術に触れるために存在する。
日本のガラス越しには感動しかないけど、海外で触れる美術品には衝動がある。
ピカソやミケランジェロはみんなの隣人なんだよ。みんなと同じ人間が作ったんだよって感じ。
そうすると結果的に海外では芸術家を目指す人が増える。美術館の寿命が長くなってゆく。
だからミカエルは治らないけど、今後もこの鑑賞方法は続けていくと思うよ。
美術品って鑑賞するためにあるもんなんだけどな
リスボン行った証明写真欲しいなら建造物いくらでもあるだろ
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(ID:10099299)
Ohh… 翼の折れたエンジェル