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レディオヘッドのトム・ヨークがアメリカ大統領選挙に対して意味深ツイート

2016/11/11 11:30 投稿

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アメリカ大統領選挙に勝利したドナルド・トランプが次期大統領となることを受け、各方面から「反トランプ」のコメントで溢れている。レディオヘッドのトム・ヨークは、自身のツイッターを通して、5月にリリースされた最新アルバム『A Moon Shaped Pool』のリード曲「Burn The Witch」の歌詞の一部を引用した。


トムが引用した歌詞は「avoid all eye contact do not react shoot the messengers this is a low flying panic attacksing the song of sixpence that goes」(目を合わせることなく 反応せずに 使いのものを撃て これはまるで低空飛行のパニック発作 6ペンスの歌を歌おう)。

avoidall eye contactdo not reactshoot the messengersthis is a low flying panic attacksingthesong of sixpencethatgoes https://t.co/xm8Z5l8qQm - Thom Yorke (@thomyorke) 2016年11月9日


5月のリリース時にも、様々な解釈をされたレディオヘッドの新曲「Burn The Witch」。魔女狩りをイメージしたタイトルと歌詞の内容は、SNSなどで人を攻撃することを現代の魔女狩りに喩えたとされており、MVにもツイッターのロゴを想起させる鳥が登場する。


5月にリリースされたこの曲が、アメリカ大統領戦について歌った曲ではないことは明らかだ。しかし、現代の大衆の心理が、根本的に中世の魔女狩りの時代と変わらないというメッセージや、それをあと押しする、後ろ向き、もしくは内向きな風潮を、トム自身が感じ取ってツイートしたようだ。

様々な解釈があるが、もうひとつ、トムがこの曲を引き合いにしたのは「トランプ大統領誕生後」のメディアのあり方にも理由があるだろう。選挙が終了して間もなく歌詞を掲載したトムは、その数時間後に「数日経てば、コメンテーターたちが、この事実をさも当たり前の事のように言うようになるだろうね」と皮肉めいたツイートを投稿。トランプが大統領になることよりも、彼の考え方に迎合し慣れてしまう人々とメディアに対する危機感にもとれる。

"In the coming days, commentators will attempt to normalize this event..." https://t.co/ZXzsYRQV6W

- Thom Yorke (@thomyorke) 2016年11月10日

英国人ということもあり、トム・ヨークが前面的に「反トランプ」という政治スタンスを示して来たわけではないものの、LAでのライブで「誇大妄想主義の男に国を任せてはいけない」とアメリカ人に向けコメントしたように、警鐘を鳴らしてきたミュージシャンの一人であるのは確かだ。

ヨーロッパの難民問題に、イギリスのEU離脱、そして今回のトランプ大統領誕生と、「異なる宗教、異なる価値観の人を追い出し非難する」という共通項を現したこの曲は、2016年を象徴する曲になり後世に伝えられることになりそうだ。

■参照リンク
トム・ヨーク twitter
https://twitter.com/thomyorke

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