来年公開のウルヴァリン映画第三弾「ローガン」

アメリカ公開は3月、日本公開は6月...6月というのは日本では『デッドプール』が大ヒットした月なので、縁起がいいですが(笑)。

さて、この予告編


今までのX-MEN映画とはかなり違うテイストです。
ウルヴァリンもプロフェッサーXもかなり年をとっています。そして、ミュータントが何らかの形でいなくなった?=荒廃した未来を舞台に生き残ったウルヴァリンの物語のようです。

この予告を観る限り、ウルヴァリンはよれよれで、不死身だったハズなのに身体は傷だらけ。何らかの理由でミュータント・パワーを失った? そこに、プロフェッサーX(=彼もまたみすぼらしい感じ)が謎の少女を連れてくる。この子をウルヴァリンに託そうとしている。

X-MEN映画を観ている人ならまず気になるのが、これがどのタイムラインかということですね。

監督のジェームズ・マンゴールド曰く『X-MEN:フューチャー&パスト』の後から続く物語ということなので、『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』、 『X-MEN:フューチャー&パスト(70年代でトラスクを殺さない)』 、『X-MEN:アポカリプス』 、『X-MEN:フューチャー&パスト(近未来でサイクロップスやジーンが生きている)』ということになります。

ここで大事なのは、『X-MEN:アポカリプス』で起きたことは"あった"ということですね。つまり『X-MEN:アポカリプス』のクレジットの後のシーンでウルヴァリンの血液サンプルがエセックス社という謎の会社に持ちさられる、わけです。

それを念頭に置きながら、このサイトにご注目ください。 「ローガン」のプロモーションの為に作られた20世紀フォックスの公式インスタですが、

Laura

@wponxが投稿した写真 - 2016 10月 23 7:23午前 PDT


予告編にも登場するこの女の子はLaura=ローラと言っていますね(演じるのはダフネ・キーンちゃんというイギリスの子役女優さん)。

実は、X-MENのコミックスの世界では、ローラというのはローラ・キニーのことで、 彼女はウルヴァリンの血から作られたクローン(!)なのです。ある意味ウルヴァリンの娘なわけで。

そして彼女はX-23とも呼ばれ、ウルヴァリン同様、計6本のアダマンチウムでコーティングされた爪が飛び出すのですが、

*両拳から2本づつ 両つま先から1本ずつとびだす
*アダマンチウムのコーティングは爪だけ(ウルヴァリンは全身の骨にコーティング)

というキャラです。

彼女は新世代の、若い"ウルヴァリン"として人気です。
というわけで「ローガン」にはこのX-23が登場し、彼女はおそらく『X-MEN:アポカリプス』で示唆されたウルヴァリンの血から生まれたのでしょう。そして、この映画『ローガン』で、ヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンはこれで見納めということになっているので、この映画でX-23を登場させておいて、今後のX-MEN映画ではX-23が活躍するのかもしれないのです。

なおX-23はアニメ・シリーズ「X-MEN:エボリューション」(X-MENを学園ドラマ・テイストで描いたアニメ。面白かったです)用に作られたオリジナル・キャラで、人気が出て原作コミックスに登場しました。こういうアニメ 原作への逆雄入パターンは「スーサイド・スクワッド」のハーレイ・クインがまさにそうなのです!

ハーレイ・クイン同様、X-23もブレイクするか!?注目です!

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