フランスで公開されるや熱狂的な口コミが広がり、観客動員数は110万人を突破する大ヒットを記録、フランスで最も権威のあるセザール賞ベストドキュメンタリー賞にも輝いた『TOMORROW パーマネントライフを探して』が12月に公開となる。
2012年、権威ある学術雑誌「ネイチャー」に21人の科学者たちが、今のライフスタイルを続ければ、人類は滅亡するという論文を発表し、世界に衝撃が走った―。映像作家としても豊かな才能に恵まれた女優メラニー・ロランが、その衝撃の事実を知り、未来の子供たちのために、活動家・ジャーナリストと多彩な顔を持つ友人のシリル・ディオンと一緒に、未来を幸せに暮らすためのライフスタイルを求めて世界へと旅に出た。
なぜ、ドキュメンタリーとしては異例のスーパーヒットを記録したのか? いちばんの理由は、本作の目的が「幸せに暮らすためのライフスタイルを探す」という、全世界の人々の共通の願いであることだろう。映画は警告から幕を開ける。このままでは、気候変動による地殻の破壊と人口増加が、人類を滅亡へと導くと告げられる。2040年から2100年の間には、劇的な危機に襲われるというのだ。
最初にそれを聞いた時に妊娠していたロランは、自分の子供の将来を案じて愕然とする。だが、悲観はそこまで。"同じ暮らしを続ければ"という前提を変えるために、ロランとディオンは世界中の"新しい暮らしを始めている人々"に会いに行く。そして、そこから新しいライフスタイルが見えてくる―。
絶賛の嵐を浴びたもう一つの理由は、男女、年代、国境を超えて興味を喚起し、理解してもらうために、メッセージが非常にわかりやすく、斬新でワクワクするかつてない"提案型"のドキュメンタリーであること。本編は、農業、エネルギー、経済、民主主義、教育の5つの章に分けられ、章の終わりにはロランとディオンの"トーク"が入り、内容のまとめと新たな疑問が提示され、次の章へと流れる必然性が示される。効果的に挿入される、手描きの図解やイラストも楽しく、旅で出会った自然の美しさ、そこに生きる人々のひたむきな表情や無邪気な子供の笑顔に胸を打たれる。また、オリジナル楽曲を提供した、注目のジャズ・シンガー、フレドリカ・スタールの抒情的なメロディと歌声が深い余韻を残す。
これは、人類滅亡を招く"悪"を告発するのではなく、滅亡しない方法を見つけるという、スーパーポジティブな作品で、男女、年代、国境を超えて興味を喚起する、斬新でワクワクするかつてない"提案型ドキュメンタリー"となっている。
映画『TOMORROW パーマネントライフを探して』は12月、渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
■参照リンク
『TOMORROW パーマネントライフを探して』公式サイト
http://www.cetera.co.jp/tomorrow/
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