パンダと聞いて頭に浮かぶのは、フワフワで"白黒"のコントラストが可愛らしいクマに似たあの動物だ。

しかし七仔(チーザイ:「七番目の息子」という意)と名付けられたこの希少なパンダにはそうした先入観を打ち砕かれてしまう。


大型哺乳類で温和なパンダの亜種、"茶色パンダ"は世界にたった1頭しかいないと言われている。

英紙『デイリーメール』によると、中国中央部の陝西省南部を東西に走る山脈、秦嶺で、研究チームが独りぼっちでさまよっている"子パンダ"を発見した。これがチーザイだ。

希少野生動物の保護センターに引き取られたチーザイは、手厚いケアと十分な食事を与えられ、今年で7歳を迎える。すくすくと成長し、幸せな生活を送っているようだ。

米国のパンダ保護団体「パンダインターナショナル」によれば、人里離れた秦嶺の山間で目撃されたパンダは過去30年間でほんの数頭だけだという。

はっきりとした原因は不明だが、この地域のパンダから時折、こうしたチーザイのような特殊な色をした種が生まれるのだそうだ。恐らく遺伝や環境などが一因だろうと言われている。

現在チーザイは、陝西省仏坪県の「秦嶺パンダ野生化訓練仏坪基地」で飼育されている。

この可愛らしいパンダと一日18時間も過ごすという飼育係のヒー・ジン(He Xin)さんは、「チーザイは他のパンダと比べてのんびりしています。それもあって余計に可愛く感じます」と、デイリーメールのインタビューに答えている。

A rare brown #panda 'Qizai' waits his spring in Shaanxi province. Posted by CCTV on Saturday, February 27, 2016



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