ここ数年、東海岸の大寒波と高温や、カリフォルニアの大干ばつ、南部を襲った大型ハリケーンなど異常気象が続いているアメリカだが、今週、科学者のグループは、気候の変動の影響で海面上昇やハリケーンが発生することにより、今後ニューヨーク市が、最悪の場合20年周期で水没する恐れがあるという衝撃の予測を発表した。
ハイチやドミニカなどカリブ海諸国で猛威を奮ったハリケーン「マシュー」は、最も危険な「カテゴリー5」に成長すると予想されていたが、フロリダへの接近直前に「カテゴリー2」へと勢力を弱めた。そして、今回の予測では、今後今世紀中にハリケーン(やそれに伴う大洪水)が発生する頻度はこれまでの3倍から最悪17倍となり、その浸水の深さは9フィート(2.8メートル)に及ぶ可能性があるという。
この予測は、アメリカ、ニュージャージー州ラトガース大学のベンジャミン・ホートン博士の研究チームが「ナショナルアカデミー・オブ・サイエンス」に発表した、ニューヨーク州やニュージャージー州で2012年に起こった「サンディ」のようなハリケーンによる洪水が、2100年にはどれくらいの頻度で起こるかを予測するという研究の中で明かされたもの。サンディ級のハリケーンがニューヨーク州やニュージャージー州に直撃する可能性は「400年に一度」とのことだが、NASAによれば、温暖化の影響でニューヨーク近郊の海面が1993年から現在まで8.5センチほど上昇しており、やはり楽観視はできない。
■参照リンク
「ナショナルアカデミー・オブ・サイエンス」
"Hurricane Sandy's flood frequency increasing from year 1800 to 2100"全文
http://www.pnas.org/
http://www.newsy.com/
http://www.aol.com/
-
【めっちゃ可愛い!】何度言っても効かない父親に女の子が激おこ! 怒り姿が可愛すぎる動画が大人気
-
一覧へ
-
西島秀俊、黒沢清監督の世界デビュー作『ダゲレオタイプの女』を絶賛 「どんどん海外で撮っていただきたい」
コメント
コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。