ラジオで流れたヒップホップの曲に(悪い意味で)衝撃を受けたクリスチャンの女性が、その過激な歌詞を朗読し、思わず涙する動画が話題を呼んでいる。
https://youtu.be/xbr43jeAPT4
「こんなひどいものが私の街のラジオで流れてるなんて......耳を疑ったわ。一人の母として怒りと悲しみを抑えられなかった。禁止用語にはピー音が入ってたけど、バカじゃないから何を言ってるかはわかるわよ」
そう語る彼女は子どもの頃、ブリトニー・スピアーズやクリスティーナ・アギレラ、バックストリート・ボーイズ、インシンクといったヒットを聴いて育ったそうだが、今はもう昔とあまりにも違いすぎる、と嘆いている。
彼女が糾弾しているのは、注目の若手ラッパー、ヴィンス・ステイプルズが地元の現状を歌った「Norf Norf」という曲だ。
街角へ繰り出して金を転がす
それをママとガキどもと分けるのさ
街の連中はポルシェを欲しがり
売女どもは中絶費用が必要
だから俺のビジネスに首を突っ込んでくるんじゃねえ
ポリ公どもから逃げたことなんてないぜ
やせっぽちどもがギラついてるこの街
ノーフサイド、ロングビーチ
ノーフサイド、ロングビーチ
......自身もかなりヘビーな生い立ちであり、ラップに自身を取り巻く現状やリアルなメッセージを込めるステイプルだけに、確かに少々刺激が強いかもしれない。
しかし、怒りのあまり涙しながら朗読する動画がネット上で大炎上。ビートに合わせて彼女がラップしているかのように編集されたネタ動画まで出回ってしまった。
https://youtu.be/Dhsl2Jvk9PI
ネット上では「敬虔で潔癖で世間知らずなクリスチャン女め」といった論調が多いが、やがてこの騒動はステイプルズ本人の耳にも届くことに。彼は自身のTwitterに、
「あのビデオについて言いたいことなんてない。俺にはあれがちっとも面白いとは思えないからな」
「彼女は曲の本質を明らかに誤解している。そして恐怖しているだけだと思う」
と投稿し、さらにこう続けた。
「それに、かなり感情的に不安定になってしまっているように見える。でもな、それらを加味した上でも、彼女には彼女なりの意見があって、そう意見する権利があるんだよ」
「何が自分の子どもに不適切かなんて、そういう個人的な価値観や意見を他人から否定されるなんてことはあっちゃならない。そんなのは不当だ。誰にだって自分の価値観を信じる権利がある」
そう、ステイプルズは自身を非難した相手を擁護したのだ。これに対し、女性はFacebookで感謝の意を表したという(現在は削除されている)。
誰にでも意見を表明し、表現する権利がある。信仰心からステイプルズのラップが許せなかった彼女、表現者として自身のバックグラウンドを歌ったステイプルズ、どちらも間違ってはいない。しかし、それらを冷笑し攻撃することだけは許されるべきではないだろう。
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■参照リンク
http://www.huffingtonpost.com/
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