長い間放置されてきた第2次世界大戦時の謎の2つの金属缶、その中身とは！？

先日、50年以上も前の謎の缶が、米国テキサス州にあるダラス・エグゼクティブ空港内の古い飛行機の保存活動をする空軍記念館（CAF）の本部で開封された。この2つの缶は1963年からオクラホマ州オクラホマシティに眠っていたものだ。


「本当にまったく見当がつかない。我々スタッフだけでこっそり開けて中を見たかったくらいだ。だから、我々も観客と同じくらい驚くだろうね」と、開封前にCAFの館長アダム・スミスはコメントしていたが、第2次世界大戦でB-17爆弾投下の指令を25才のときに受けたことのある、現在94才のJohn Luckadooさんによると、"3万フィート（約９km）上空から爆弾を落とすことを可能にする精密機器（爆撃標準器）"だという。

Luckadooさんの説明によると、この爆撃標準器は、自動で爆弾が落ちるポイントまで戦闘機を操縦する装置なのだという。また、「もしも戦機がやられれば、爆撃手がその爆弾の中身を爆発させるようにしていたので、ドイツ軍の手には渡らないようになっていた」とのことだ。

この爆撃標準器は実際に使用され、1953年にこの缶の中で保管された可能性があるというが、Luckadooさんは、「世界にあまり残っていないのは嬉しい事だね」とコメントした。

Mystery canisters over 50 years old were ready to be opened at the Commemorative Air Force Headquarters at Dallas Executive Airport. Posted by AOL on Thursday, October 6, 2016

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