Skoop On SomebodyのTAKEとゴスペラーズの村上てつやによるユニット"武田と哲也"が10月5日(水)、デビューミニアルバム『LOVE TRACKS』をリリース。同日、東京のディファ有明でライブを開催した。
日本のソウルミュージックの祭典「SOUL POWER」にて、大先輩である鈴木雅之氏の一言から結成に至った彼ら。結成以降「SOUL POWER presents"シルクの似合う夜"」と題して、超マイペースながら単独ライヴも行ってきた。その5回目となる公演「SOUL POWER presentsシルクの似合う夜 part5」はデビューミニアルバムの発売を記念して東名で行われ、チケットは2公演ともソールドアウトした。
会場のディファ有明は、武田と哲也の結成10周年を祝おうと集まったファンで満員。そして、客席に通ずる左右の扉から登場した2人に観客は総立ちとなり、客席のど真ん中でがっちり握手を交わし肩を組んだ2人はステージ上がると、レぺゼン(自己紹介)ソング「SOUL WRAPPIN'」で、パーティーの始まりを告げた。
まず、哲也の「俺たちのライヴは、いつもこの曲から始まる」というMCから、アイズレー・ブラザーズのカバー「BETWEEN THE SHEETS」へ。ライヴ前半はアース・ウィンド・アンド・ファイヤー、ロバータ・フラック、スティービー・ワンダーなど、2人の愛する洋楽アーティストのカバー曲を立て続けに披露した。
中盤では、関西出身の武田がゴスペラーズの「新大阪」、哲也がSkoop On Somebodyの「Nice'n Slow」を歌い、お互いのグループの曲をカバーすることでリスペクトし合っていることを体現した。そして後半は、デビューミニアルバム『LOVE TRACKS』のジャケットでも着用している白のスーツで登場。ステージ中央でジャケットと同じポーズを決めると、アルバムのオープニングを飾る「EASY LOVE」へ。2人のクラップに合わせて、観客の両手も挙がった。
その後は「NITE CRUSE」「LADY CANDLE」とラブバラードを続け、「4U」「LOVE SOUND」から、本編ラストとなる「HEAVEN」ではステージ上でひざまずくと、会場はこの日1番の盛り上がりを見せた。
アンコールは『LOVE TRACKS』の特典DVD(初回限定生産盤)にのみ収録されている「BEACH」を含む全3曲を披露。ラストには、このデュオの名付け親、鈴木雅之のカバー「さよならいとしのBaby Blues」だった。
なお、"武田と哲也"のデビューに寄せて、2人とゆかりのある鈴木雅之をはじめ、InterFM DJ OSSHY、FM802 DJ中島ヒロトからメッセージが寄せられていた。
写真:(C) 緒車寿一
【関連リンク】
・武田と哲也 「LOVE TRACKS」トレーラー
https://youtu.be/yUKjbmOzPSo
・武田と哲也 オフィシャルサイト
http://www.sonymusic.co.jp/artist/takedatotetsuya/
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