EXILEのHIROが総合プロデュースを務める映画『HiGH&LOW THE RED RAIN』がいよいよ公開を迎える。通称『ハイロー』の名前で愛されている本プロジェクト、映画第1弾『HiGH&LOW THE MOVIE』の累計興行収入はなんと20.5億円(!)というから、第2弾にかかる期待は言わずもがなだろう。主人公となる「超」がつくほどの人気キャラクターで、腰くだけになるほど格好いい雨宮兄弟を演じるのは、TAKAHIROと登坂広臣。「普段通りでいれば、それが僕らが作る雨宮兄弟の世界観になるだろうという意図がありました」と語るほど、プライベートでも親交の深い二人にインタビューしてみた。


――お二人の兄弟役、全然違和感がないんですけどなぜですかね?

登坂広臣(以下、登坂):なぜでしょう(笑)。プライベートでもTAKAHIROさんと仲良くさせていただいたりするのもあると思います。配役を決めてくださったプロデューサーのHIROさんも、きっと僕らの関係値をご存じだったと思う。僕とTAKAHIROさんにしか作り出せない空気感だと思うので、肩肘張って「作り上げるぞ!」というよりは、普段通りやればきっといい形になるというのは、お互いにわかっていました。映像を通して伝わればと思います。

――累計入場者数が156万人超えという数字が示すように、大変な人気で反響も大きいです。

TAKAHIRO:皆さんが期待してくださっているというのは、すごく感じています。『HiGH&LOW』のドラマや映画第1弾では、正直僕らはそんなに登場シーンも多いわけではなかった。すごく謎に包まれた設定の兄弟だったので、「何者なの?」というところで皆さん注目してくださっていたみたいで。本作では雨宮兄弟の謎が解き明かされるんですが、期待値が上がっている分いい意味でのプレッシャーを感じながらも、すごく楽しみながら撮影しました。

――海外ロケにも行かれたんですよね?ずっと一緒にいたそうですが、逆に一緒にいすぎて「あれれ...」と思うことはなかったですか?

TAKAHIRO:いや、日本でもお互いだいぶ酔っ払った姿とかを知っているので(笑)、もはや今になってそんな違和感があることはなかったです。登坂はかわいいし、人としても魅力的。海外の撮影中も公私ともに過ごして、より役にも生かせるような絆も深まりました。

――本当に、最初から深い絆があったんですね。

TAKAHIRO:そうですね。登坂との仲をひけらかしていたつもりはなかったんですけど、HIROさんがいろいろ知ってくださっていて。「兄弟役で」と聞いたときは、プライベートでよく飲みに行ったり、食事に行ったりしているのがばれてるんだな、と(笑)。
登坂:TAKAHIROさんは、本当に昔からかわいがってくださっていました。僕は「兄弟役で」と最初に話を聞いたとき、何の驚きもなかったです。キャストの皆さんすべてを見渡しても、僕が兄弟をやるとしたらTAKAHIROさんしかいないなと思っていました。実際、お互い「ああしましょう」「こうしましょう」という打ち合わせはせずに、ドラマも映画も臨んだんです。


――改めて役者として見たお互いの魅力は何でしょう?

TAKAHIRO:僕は初映画だったので、一言で言うと、登坂に頼りました(笑)。
登坂:全然そんなことないです(笑)。
TAKAHIRO:真面目なことを言うと、アーティストをやっていることが生かされているんだなと思うくらい、台詞を発しているときに大きい声なわけでもないのに、すごく抜けがいい。声の出し方がすごくいいんだなと思って、刺激をもらいました。
登坂:僕は、以前からTAKAHIROさんの連ドラを見ていて。普段のTAKAHIROさんを知った上で見ているのもありますが、役を演じてるときもTAKAHIROさんはTAKAHIROさんだな、というのは感じていました。 TAKAHIRO:(笑)。
登坂:この先、新たな作品に出演したとき、TAKAHIROさんが普段と全然違う役をやったらどんな感じになるんだろうって、1ファンとして見てみたくなる。こちらが知らない一面を、役を通して見られる作品をやったらTAKAHIROさんってどうなるんだろうってワクワクします。すごく想像を掻き立てられる方ですね。

――「TAKAHIRO、登坂を溺愛!」という記事を見たりしますが、実際は、お互いにすごく思い合っているんですね。

TAKAHIRO:はい!でも溺愛ぶりは、否めません。

――とはいえ、登坂さんはTAKAHIROさんに直してほしい部分とかは何かないですか?

TAKAHIRO:ないと思います。あるわけがない。
登坂:(笑)。うーん、車中でおならをすることですね。
TAKAHIRO:(笑)。
登坂:二人で車で移動しているときに、やるんです。密閉空間のおならだけはちょっと...(苦笑)。でも本当にそれくらいで、ほかにはないですね。自分にない部分をすべて持っている方なので。(取材・文・写真:赤山恭子)


■「HiGH & LOW」公式サイト
high-low.jp

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