デンゼル・ワシントンが監督・主演を務め、作家オーガスト・ウィルソンの戯曲を映画化した期待の新作、『フェンス』の予告編が公開された。

https://www.youtube.com/watch?v=a2m6Jvp0bUw


物語の舞台は、1950年代のアメリカ・ピッツバーグ州。過去に野球選手として活躍し、現在はゴミ収集員として働くトロイ（デンゼル・ワシントン）と、妻のローズ（ヴィオラ・デイヴィス）、そして息子たちアフリカ系アメリカ人家族の複雑な関係性を描く。

1987年にブロードウェイで初演され、トニー賞で「作品賞」をはじめとする4部門を制覇した『フェンス』は、2010年にリバイバル上演され再び注目を浴びた。その際、舞台版でもデンゼルとヴィオラが夫婦役を熱演し、トニー賞で「主演男優賞」「主演女優賞」「リバイバル演劇賞」に輝いている。今回の映画化にあたり、アカデミー賞でも主演2人の演技に受賞が期待できそうだ。

予告編では、デンゼルが息子を強烈に叱りつけるシーンが映され、作品の中で、苦しみや失望など、重厚な人間ドラマが描かれていることが伺える。米劇場公開は2016年12月25日を予定。

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