朝鮮最後の虎と人間との死闘を描くスペクタクル史劇『隻眼の虎』が特集上映「ワールド・エクストリーム・シネマ2016」の一作品として10月1日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、10月29日(土)よりシネ・ リーブル梅田ほかにて公開される。
この度、『オールド・ボーイ』『LUCY/ルーシー』など世界的に活躍する俳優チェ・ミンシクが演じる伝説の猟師が、雪が激しく降りしきる冬山にて虎と対峙するオープニング映像の一部が到着した!
https://youtu.be/GRoFfNej4H8
映像では木陰にて呼吸を整えながら、虎の呼吸に耳をすましてタイミングを計るチョン・マンドクの姿が。その鋭い眼光はまさに"伝説の漁師"のもの。迫りくる虎に落ち着いて猟銃をかまえ、そして一発の銃弾を撃ち込むといった緊張感あふれるシーンとなっている。
無骨ながらも自然への敬意と家族への優しさをにじませる"伝説の猟師"チョン・マンドク。名優チェ・ミンシクが、いつもながらの男臭い魅力と、迫真の演技で"伝説"と呼ぶにふさわしい名演を繰り広げている。
一方、相対するは日本映画に欠かせない顔として、こちらも華々しい経歴を誇る名優・大杉漣。"300の顔を持つ男"と呼ばれるほどに様々な役柄を演じてきた彼が、時代の変化を象徴するかのような軍の高官役を、こちらも確かな威厳で見事に演じきっている。
さらに、本作のもう一人の主役とも言えるのは体重400kg、体長380cmの巨大な隻眼の虎。200人ものスタッフが1年以上の日数をかけて生命を吹き込み、とてもCGとは思えない迫力とリアルな質感を併せ持った虎を作り上げた。
傑作ノワール『新しき世界』でもチェ・ミンシクとタッグを組んだ俊英パク・フンジョン監督らしい骨太な物語と壮大な映像世界、そして日韓の名優たちが本作を観るものを圧倒すること間違いなし!!!
西暦1925年。朝鮮最後の猟師と謳われながらも、ある事件をきっかけに銃を捨てた"伝説の男"チョン・マンドク(チェ・ミンシク)は、険しい智異(チリ)山の奥深く、息子と2人でひっそりと暮らしていた。一方、軍主導のもと<害獣駆除>に熱を上げる地元の猟師たちは、智異山の"山の神"とも"朝鮮虎の王様"とも畏れられる隻眼の大虎を仕留めようと躍起になっていた。しかし"神"と呼ばれるにふさわしい知性と強靭な肉体を前に次々と命を落とす人間たち。
山が雪に閉ざされ、狩りが難しくなる本格的な冬を前に、なんとか"山の神"を仕留めたい軍と猟師団は、大 量の人員と弾薬を投入し、いまだかつてない大規模な捕獲作戦を決行することに。彼らに協力を要請されたマンドクは「"山の神"を怒らせてはならない」と警告を発し、頑なにその求めを固辞していたが、いつしかその激しい戦いの渦に飲み込まれていくのであった。
『隻眼の虎』は10月1日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、10月29日(土)よりシネ・リーブル梅田ほか全国順次公開
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