ロシアのシベリア地方の自然は厳しく、クマやオオカミといった危険な野生生物が生息する地域でもある。
驚くことに、そんなシベリアの大自然で迷子になってしまった3歳の男の子が、3日間自力で生き延び、無事に救出されたとロシアの日刊紙『シベリアン・タイムズ』が報じている。
男の子の捜索は、救急隊員、警察、近隣住民を含む100人態勢で行われ、捜索範囲は地上では28平方キロメートル、上空では129平方キロメートルに及んだ。
救助されるまでの間、男の子はポケットに入っていたチョコレートを食べ、木の下で眠って持ちこたえたとBBCは伝えている。
21日の朝、自宅から約3km離れた場所で、男の子は無事に保護された。男の子は疲れきっており、低体温の症状が見られるものの、それ以外は健康とのことだ。
この地域のリーダーであるショルバン・カラ・オール氏は、「男の子が生きて帰ってきたことを村をあげて祝っています」と話している。
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