アカデミー賞受賞俳優のアル・パチーノ、アンソニー・ホプキンスが奇跡の初共演を果たしたサスペンス映画『ブラック・ファイル 野心の代償』が、2017年1月7日(土)より全国公開することが決定した。
物語は、全米を牛耳る製薬会社が起こした不正を暴くため巨大な組織と戦う弁護団を描く。野心に燃え、巨大な陰謀に翻弄される若手弁護士ベン・ケイヒルを中心に彼らを取り巻く人間達のありとあらゆる欲望<出世欲・金欲・独占欲・愛欲...>が複雑に絡みあう予想不可能な展開で見せるサスペンスストーリーだ。
ケイヒルが勤める弁護士事務所の代表チャールズ・エイブラムスを演じるのは名優アル・パチーノ。代表作にマフィア映画の金字塔『ゴッドファーザー』(72)があるが、どこか本作と通じるテーマの一致が興味深い『セルピコ』(73)では腐敗する警察組織で正義を貫こうと奮闘する若き警察官を演じゴールデン・グローブ賞主演男優賞を受賞している。その後、『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』(92)でアカデミー賞主演男優賞に輝き8度目のノミネートで悲願を果した。いまや誰もが知るハリウッドを代表する名優だ。
そんな名優アル・パチーノと対峙する巨大製薬会社の会長アーサー・デニング役にはアンソニー・ホプキンスを起用。映画史に残る悪役ハンニバル・レクターを演じた『羊たちの沈黙』(91)で第64回アカデミー賞主演男優賞に輝き、『ニクソン』(96)、『世界最速のインディアン』(07)、『ヒッチコック』(13)などに主演、"ナイト"の称号を持つこれまた誰もが知る大俳優だ。
パチーノ、そしてホプキンス。この豪華な2大オスカー俳優が共演するのは実は彼らの長いキャリアの中でも本作が初めてだという。
もちろん若手だって負けてはいない。若手弁護士ベン・ケイヒルを演じるのはジョシュ・デュアメル。大ヒット作『トランスフォーマー』(07)ではオートボット軍団を率いる軍人レノックス役を好演し、最新作『トランスフォーマー:ザ・ラスト・ナイト(原題)』への出演も決定。私生活ではヒップホップグループ「ブラック・アイド・ピーズ」の紅一点ファーギーと結婚するなど今最も話題を集める注目株の若手俳優だ。
また、主人公ケイヒルを執拗に追う謎の殺し屋には『ターミネーター:新起動 ジェニシス』(15)や『マグニフィセント・セブン』(17)とハリウッド作への出演が続き、昨年のアカデミー賞ではプレゼンターを務めたイ・ビョンホンが熱演。その圧倒的な存在感と謎めいた風貌で主人公らを翻弄する。
これほどまでのビッグキャストを率いたのは本作が監督デビューとなる日系人シモサワ・シンタロウ。42歳の新人監督だというから驚きだが、大ヒットドラマのスピンオフ『クリミナル・マインド 特命捜査班レッドセル』やケビン・ベーコン主演の『ザ・フォロウィング』にて脚本を手がけるほか、清水崇監督のハリウッドデビュー作『THE JUON/呪怨』(05)では共同プロデューサーを務めるなどハリウッドにて存在感を高める期待の新鋭である。
実力派名優と期待の新人監督がタッグを組む法廷サスペンス『ブラック・ファイル 野心の代償』は2017年1月7日(土)より新宿ピカデリーほかにて全国公開。
Misconduct Official Trailer #1 (2016) - Anthony Hopkins, Al Pacino Movie HD
https://youtu.be/chZ7CYBDgPY
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