【連載:ジャニヲタに訊け!】地震、台風、天災はアイドルの天敵!? ジャニーズ、公演中止のヒストリー
今年は例年にも増して台風が猛威をふるっています。
台風や地震など、どうにもならないトラブルに見舞われたとき、ジャニーズの公演はどうなるのでしょう?
今回は、やむをえない事情で中止となったジャニーズの公演とその対応例を見ていきます。
■KinKi Kidsコン、荒天で中断、中止に
2000年9月、神奈川県の横浜スタジアムで行われていたKinKi Kidsコンサートは、豪雨と雷のため公演なかばで中止になりました。雷雨で機材が損傷し、続行は危険と判断されたため、堂本光一さん、剛さんは会場を後にするファンをずぶ濡れのまま見送り、代金は後日返金されました。
■嵐コン、地震による会場損壊で中止
2001年3月、愛媛県松山市で予定されていた嵐のコンサートは、芸予地震で会場の一部が損壊したため中止となりました。この際は延期、振替の都合がつかなかったため、チケット代は返金に。なお、2003年に再び嵐が松山を訪れた際は、中止となった公演のお詫びの意味も含め、他会場とは異なる構成も取り入れられました。
■櫻井翔さんソロ、悪天候で飛行機が着陸できず
2006年2月、北海道札幌市で開催予定だった櫻井翔さんのソロコンサート。櫻井さんを乗せた飛行機は羽田を発つも、悪天候のため着陸できず......。開演を目前に控えて中止が発表され、ファンは慟哭。順延も検討されましたが叶わず、残念ながら返金となりました。
■NEWS台湾コン、台風で順延
2007年10月、NEWS初の台湾コンサートは台風の直撃を受けました。メンバーは台湾入りしており、ファンも会場に詰めかけていましたが、外出禁止レベルの猛風と豪雨で初回公演は中止。急遽翌日に振替公演が行われました。
■東日本大震災で、光一さん舞台中止
2011年3月、東日本大震災のため、堂本光一さんの舞台「Endless SHOCK」が中止に。地震発生は一幕を終えて二幕開演の直前で、おりしもこの回は同作の800回記念公演となるはずの公演でした。振替はなく、返金対応となりました。
ほかにも、抗いようのない事情で中止となった公演はいくつもあります。
楽しみにしていた公演が見られないだけでなく、手配済みの宿や交通の代金なども考えると、そのダメージは甚大です。
ただ、ファンが辛いのはもっともですが、公演中止となると主催者側もかなりキツイはず。リスクを避けるため、ある程度の規模の商業公演なら主催者やプロモーターは〝興行中止保険〟に入っていると思われます。一般には耳慣れないものですが、興行中止保険とはなんでしょう?
■関係者の〝解散〟や〝きまぐれ〟では保険は下りない
興行中止保険とは、「主催者が開催予定だった行事やイベントが偶然な事故による中止または延期を余儀なくなれたとき、加入者が被る損害に対して保険金が支払われる」ものです。
例を挙げたような地震や台風による中止、延期などのほか、出演者のケガなどで公演ができない場合も支払いの対象になるようです。
ただし、関係者の〝解散〟や「公演に出たくない」などの〝気まぐれ〟、またチケットの売上不足により公演がままならない場合は対象外になる模様。
地震や天災は防ぎようのないものですが、出演者の気まぐれは、勘弁してほしいところです。
ジャニーズの公演が、いつも好天と出演者の健康に恵まれているとイイですね......!
文/みきーる
ジャニヲタ・エバンジェリスト。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック"女子マインド学"を提唱。著書に『ジャニヲタあるある』(アスペクト)『ひみつのジャニヲタ』(青春出版社)他。 ●Twitterアカウント:@mikiru ●公式ブログ:『俯瞰! ジャニヲタ百景』
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