お笑い芸人、役者、映画監督、小説家...と各ジャンルで多彩な才能を発揮し、老若男女の幅広い世代に多くのファンを抱える内村光良。そんなマルチに活躍を続ける内村は、コントなどで見せるマニアックな設定やひとつひとつの動きなど、"内村ワールド全開"な、マニアックなこだわりで笑いを取り、作品づくりに対する情熱が人一倍強いことでも有名だ。
そんな内村、10月22日(土)に公開される映画『金メダル男』では、主演・監督のほかに、原作・脚本と、異例の1人4役に挑戦している。コントのみならず、映画製作に関しても並々ならぬ情熱を注ぐ内村は、新作でもその本領を発揮。この度、普段は温厚な内村が"演出の鬼"と化す(?)ほどのこだわりがつまった『金メダル男』の世界観を一部公開しよう。
こだわり(1):『LIFE!』好き必見?! 個性派キャラが多数出演!!【笑い】にこだわり抜いた演出
本作は、小学校の徒競走で一等賞を獲って以来、その幸福感が忘れられず、挫折しながらもあらゆるジャンルで一等を目指す男・秋田泉一の生き様をコミカルに描いたストーリーだ。主人公の泉一を内村光良、そして若かりし頃をHey! Say! JUMP・知念侑李が二人一役で演じる。
共演には、泉一が参加することになる劇団「和洋折衷」の代表で、独特で怪しげ雰囲気を漂わせる男・村田俊太郎にムロツヨシが、そして元アイドルで敏腕マネージャーの北条頼子に木村多江が扮し、それぞれ、内村が生み出した個性派キャラを熱演している。他にも、土屋太鳳、笑福亭鶴瓶など"金メダル級"のキャストたちが出演する本作だが、内村監督は、わずかな出演シーンのキャストに対しても、細かい動きにこだわり演出をつける場面もあった。そんな個性派キャラが多数登場する本作は、映画ファンのみならずお笑いファンも必見だ。
こだわり(2):監督なのにもはや"何でも屋"?! 作詞作曲から危険なアクション、小道具の製作まで暖冬
泉一の心の支えとなり、若かりし頃の頼子(清野菜名)のヒット曲である「私のサンクチュアリ」は、なんと内村本人によって作詞作曲されたもの。「前半が正統派、後半が山口百恵風」をイメージして製作され、清野のみならず内村監督までも一緒にダンスの練習を行うほどの気合の入れようだ。他、劇中音楽も2曲内村が作曲している。さらに劇中で使われた「お母さん」「中庭に佇む私」という絵画も内村本人によって描かれた作品だ。内村ならではといった細かなこだわりがこんなところでも発揮されている。そしてなんと、監督自ら危険なアクションにもチャレンジ。「自分で(脚本を)書いちゃったもんな...」と言いつつも、リアルなスピード感にこだわり、恐怖心と戦いながらも高さ25メートルから何度も落ちる撮影を重ねるなど、身を削る(?)ほどのこだわりを見せている。その姿はまさに"何でも屋"といえる?!
こだわり(3):徹底した"こだわり演出"は撮影後も!映画の"間"にこだわり編集室に立てこもり?!
撮影後は徹底して映画の"間"にこだわり、「0.2伸ばして」「0.3短く」など、細かく指示を出し、「舞台ともテレビとも違う」と、驚異の集中力で休憩も取らずに朝から夜まで脳みそをフル回転させ続けた。ナレーション録りでは、役者モードと監督モードのスイッチを瞬時に切り替えながら、ブースとモニターを何往復もし、微妙な違いにもこだわり、「もう一度やらせて!」とテイクを重ねる場面も。さらにCGでも、スタッフがようやく終わったところで「あそこもう少し直していいですか?」と、内村監督のこだわりが最後の最後まで続いたという。スタッフ全員から「この監督、諦めないにも程がある!」と思われるほど、本作は内村監督の容赦ないこだわり演出がつまった作品に。
そんな様々なこだわりがつまった本作。「映画監督としては三作目だが、今作を出世作にしたい」と意気込む、内村渾身の新作『金メダル男』を見逃すな!
『金メダル男』は10月22日(土)全国ロードショー
(C)「金メダル男」製作委員会
■『金メダル男』公式サイト
kinmedao.com
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