クロード・ルルーシュ監督による恋愛映画の名作『男と女』。日本公開からちょうど50年となる10月15日にデジタル・リマスター版が公開される。これに伴い、『女と男』製作50周年記念プロジェクトとして、さまざまな関連イベントが決定。6日に在日フランス大使館にてイベント合同記者発表が行われ、オフィシャル・サポーターの夏木マリと、ピチカート・ファイヴで知られる野宮真貴が登壇。野宮はオフィシャル・ソングを生披露した。
『男と女』といえば、フランシス・レイが手がけたテーマ曲でも知られるが、野宮は8月31日にアルバム『男と女~間宮真貴、フレンチ渋谷系を歌う。~』をリリース。クレイジーケンバンドの横山剣とデュエットした『男と女』(日本語訳詞:小西康陽)も収録した。「大人のラブロマンスで、恋のときめきと心の葛藤を見事に描いた作品だと思います。若いときに観てもステキですが、年を重ねてもう一度観てみると、その切なさが痛いほど分かる映画です」とコメントした野宮が、『男と女』を熱唱すると、一気に大使館がフレンチ渋谷系に。
続いてオフィシャル・サポーターの夏木マリが登場し、野宮に花束を贈呈。「『男と女』は女として目覚めた映画です」と挨拶し、会場に笑いが起こった。野宮が「フランスでは大人のかっこいい女といえば(主演の)アヌーク・エーメですが、日本では夏木さん」と称賛すると、「アヌーク・エーメは目指すところですよね。フランスは年を重ねれば重ねるほどブラボーと言われるのが羨ましいです」と夏木が話し、野宮もうなずきながら微笑。ともに大人のイイ女オーラを放っていた。
また本会見には、ティエリー・ダナ駐在フランス大使も出席し、「フランス人は日本の映画が好きです。日本の方もフランスの映画を好んで観てくださっています。そのなかで『男と女』は特別な地位を占めているのではないかと思っています。日本で公開されている映画の半分以上は恋愛映画です。なぜ『男と女』がこれだけ鮮明に残っているのか。それはこの映画が、単なる恋愛映画に終わっていないからかと思います。これは愛を語る映画なのです」と挨拶した。
製作50周年記念プロジェクトは、デジタル・リマスター版公開をはじめ、タイアップ、総勢約60人のフルオーケストラとゲスト歌手が名曲を生演奏するシネマ・コンサート「クロード・ルルーシュ・イン・コンサート!」、『男と女』に出演し、作詞と歌を担当したピエール・バルーのサラヴァレーベル50周年関連イベント、公開中のルルーシュ監督最新作『アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲』と、多岐にわたって展開される。
https://youtu.be/AlKUxSDU7SU
■参照リンク
クロード・ルルーシュ・イン・コンサート 公式サイト
http://lelouch2016.jp/
映画『男と女』 公式サイト
http://otokotoonna2016.com/
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