リオ・オリンピックで5個の金メダル、1個の銀メダルを獲得したアメリカ水泳界のスーパースター、マイケル・フェルプス。生涯でのオリンピック獲得メダル数も金23個、銀3個,銅2個と「最も偉大なオリンピック選手」という名に相応しい記録を達成したが、そんなフェルプスが、現在強盗被害を偽り厳しい状況に立たされたチームメイトのライアン・ロクテに「今は成長の機会」といエールを送った。
フェルプス自身、2009年に大麻を吸引している写真をスクープされ、その後謝罪するという過ちから様々な教訓を学んだ一人。北京オリンピックでは1つの大会で8つの金メダルを獲得するという史上初の快挙を達成したが、その翌年に気の緩みから起こした事件だった。この時フェルプスは証拠不十分で刑罰を科されず、離れたスポンサーも1社のみで、出場停止期間は3ヶ月と、比較的寛容なペナルティに終わったが、「水の怪物」の名声は1度地に落ちた。
そんなフェルプスは、先日「Today Show」に出演した際、ロクテについて次のように言及した。「ライアンと僕は長い間チームメイトだったけど、ライバルと常に長い時間を過ごすことは本当に大変なことなんだ。自分が以前、前に踏み出していった時のように、うまくいけば、彼もまたより良い人間として復帰できるはず。彼は今回の騒動から成長できるだろう」と励ましの言葉を贈った。
32歳のロクテはキャリアの後半に差し掛かっているが、今回の「強盗でっちあげ」騒動で、スピードUSAを筆頭に、ラルフローレンなど長年彼をサポートして来た大手企業がスポンサー契約の打ち切りを表明。今後キャリア継続もしくは引退を選んだとしても厳しい現実が待ち構えているのは確かだろう。
■参照リンク
http://www.today.com/
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