汲み取り式の公衆トイレの便槽に友人が落とした携帯電話を取り戻そうと、男性が便器から中に入り込んだものの出られなくなってしまい、駆け付けた消防隊員に救助されるという事件がノルウェーで発生した。
救助されたのはカトー・ベルントセン・ラーセンさん(20)。時には諦めることも必要だということを、屋外トイレの便器の中から抜け出せなくなったことで、身をもって思い知らされたことだろう。
ラーセンさんは「初めは棒を使って取り出そうとしたんだけどダメで、それで僕が便器の中に入ったんです」とノルウェーのタブロイド紙『VG』に語っている。
"運"に見放されたラーセンさんだが、便所に溜まった"ウン"は予想以上に多く、悲惨な状況だったようだ。それもそのはず、実はこのボットン便所、汲み取りが年に1度しか行われていなかったのだ。
AFP通信によれば、消防隊員による救助はそれほど時間がかからなかったという。現地の消防署広報担当のティナ・ブロックさんは「隊員4名を出動させ、チェーンソーを使って(プラスチック製の)便器の前面を切除しました」と語っている。ちなみに、このような救助要請は確実に初めてとのことだが、便所の中には便が「相当溜まっていた」という。
残念なことに、問題のスマートフォンはうまく回収できなかったそうだ。
Norway man got stuck in a toilet https://t.co/fcQxcHA3i5 pic.twitter.com/eFMmfHTxCR
- Dr Cork Gaines (@CorkGaines) 2016年8月26日
■参照リンク
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