8月24日のシンシナティ・レッズ戦で先発登板したテキサス・レンジャーズのダルビッシュ有が、日米通じて初となる特大ホームランを放った。
Yu Darvish absolutely demolishes this baseball. https://t.co/ET5sooJBAa #PitchersWhoRakehttps://t.co/0wLx3zAwv1
- MLB (@MLB) 2016年8月25日
5回の第二打席、レッズの先発、エイドルマンの91マイル(146キロ)の速球を叩き、グレートアメリカンパークのセンター芝生席に飛び込んだスラッガー顔負けの一発はキャリア初の記録。普段DH制があるアメリカン・リーグのピッチャーが、交流戦でホームランを打つことは珍しく、ダルビッシュもMLB在籍4年目通算14打席目での本塁打。さらにレンジャーズでは1997年にボビー・ウッドがドジャース戦で打って以来19年ぶりの快挙となった。
各データを示すStatcastによると、ホームランの飛距離は410フィート(約125メートル)打球の初速105マイル(約169キロ)とのことで、規格外の一発だったことがわかる。MLB関連のメディアはこぞってこのキャリア初ホームランを報じた。
日本でもDH制のパ・リーグに在籍しており、交流戦と日本シリーズ以外での打席はなかったダルビッシュだが、MLB公式では日米通算の成績は49打数7安打、2塁打を2本と伝えている。なおMLBでのヒットは今回のホームランで3本目となる。
今シーズンは、ピッチャーにまつわるホームランの記録が次々と生まれている。4月6日のメジャーデビュー戦第2打席で歴史的な初ホームランを打った前田健太の最速記録、対して、メジャー最年長42歳で初ホームランを打ったニューヨーク・メッツのバートロ・コローンの遅すぎる初本塁打は、19年のキャリア226打席目での一発だった。
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- MLB (@MLB) 2016年5月8日
ちなみにメジャーリーグの歴史で、初登板の先発勝利投手で初打席本塁打を記録した選手は3人。1952年のホイト・ウィルヘルム、1974年のジョン・モンテフュス、現在もカージナルスで活躍中のアダム・ウェインライトは、2006年のデビュー戦で、初打席の初球でホームランを打っている。
■参照リンク
Darvish matches Witt with homer | MLB.com
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