このペンギンは、ただのペンギンではない。
この「ニルス・オーラヴ卿」は、ペンギンの中で2番目に大きいキングペンギンという種類で、1972年にスコットランドのエディンバラ動物園に引き取られた。名前は2人の人物にちなんでおり、一人は当時ノルウェーの国王だったオーラヴ国王、そしてもう一人はこのペンギンの引き取りを計画したノルウェー近衛部隊のニルス・エーギリン少佐だ。波乱に富んだ人生を歩んでいることで有名なこのペンギンだが、動物園に引き取られた後、ノルウェー近衛部隊のマスコットとなり、上等兵からナイト爵位となっていた。
We are honoured to host the Royal Norwegian Guard this morning, who are here to bestow a unique honour upon our resident...
Posted by Edinburgh Zoo on Monday, August 22, 2016
そして、8月22日、エディンバラ動物園は訪英していたノルウェー近衛部隊を出迎え、ニルス・オーラヴ卿ももちろん参加。同動物園のフェイスブックページにそのセレモニーの様子を収めたビデオが投稿された。
同部隊は2008年にナイト爵の称号をこのペンギンに授けたが、今回さらに上の称号を授けたのだ。同動物園のツイートによれば、「すでにナイト爵の称号を持つ世界で最も有名なキングペンギンが『ニルス・オーラヴ准将』の新称号を叙されることになった」のだという。ちなみに、このセレモニーには50名のノルウェー近衛部隊の衛兵も参加したようだ。
この小さな准将が誇らしげにペンギン歩きで閲兵する姿は、ネットでも話題を呼んでいる。
■参照リンク
http://www.aol.com/
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