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女優・のんがアニメ映画初主演で広島弁に挑戦!こうの史代原作、戦時下の日常を描く『この世界の片隅に』予告映像

2016/08/24 11:00 投稿

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「夕凪の街 桜の国」を手がけたこうの史代による同名コミックをアニメーション映画した『この世界の片隅に』が11月12日より全国公開される。この度、本作の予告映像が解禁され、あわせて、主人公・すずを、女優・のんが演じることがわかった。


片渕須直監督が6年の歳月をかけ、戦中戦後の広島・呉の綿密なリサーチと時代考証を行い、こうの史代漫画の世界を色鮮やかに描き出した本作。第二次世界大戦中の広島・呉を舞台に、戦況が悪化していく世の中で、大切なものを失いながらも、日々を大切に前を向いていく女性・すずを描いた珠玉のアニメーション映画だ。2015年に行われたクラウドファンディングで日本全国からの熱烈な支持を受け製作が決定した。

https://youtu.be/yoI9Yl60BqU


本予告映像では、呉にお嫁にきたすずが、軍港・呉に停留する戦艦大和や戦闘機などと隣り合わせに居ながらも、工夫を凝らして日々を楽しんで生活する姿が映し出される。

本作でアニメ映画初主演を果たすのんは、片渕須直監督が「のんさん以外のすずさんは考えられない」とその声に惚れ込み主演が決定。「すごく本当に、とんでもなく嬉しくて、なんか地面からふわっと浮いちゃいそうなくらい嬉しかったです!」と主演決定の喜びを語った。第二次世界大戦を描く原作を読んで、「私は、戦争や暴力の描写が嫌いで苦手で、目を向けないで拒んでいたところがありました。(戦争は)非日常なもので別次元のものと思っていたのですが、原作を読ませていただいて、日常と隣り合わせに戦争があったのかもしれないなと感じて、今まで拒んできたものに目を向けてみようと思いました」と感じたと語るコメントからは、すずを演じるに至った経緯がわかる。


時代が違えど、まっすぐに誠実に生きる姿や日々を工夫を凝らして楽しむすずの姿などに共感しながら演技にのぞんだのん。広島弁の持つ独特のイントネーションに苦労を感じながらも、その可愛らしさに楽しんで挑戦しているようだ。本作の見どころについては「普通に生活しているとか、ただ生きているっていうことが、あぁやっぱり普通っていいな、と思える映画だと思うので、そういうのを感じていただきたいなと思います。そして、是非ご家族を誘って見ていただきたい。大切な感覚を一緒に共有出来ると思うのです」と語る。

「6年前『この世界の片隅に』をアニメーションにしようと思ってからずっと、すずさんの声を探していました」と語る片渕監督は、のんについて「すずさんに命を吹き込んでくれて感謝の気持ちでいっぱいです。この作品は本当に幸運に恵まれたと思います」と太鼓判を押している。


また本編の音楽を奏でるのは、シンガー・ソング・ライターのコトリンゴ。予告映像では新たにカバーした「悲しくてやりきれない」が使用され、作品の世界観を壮大に歌い上げている。「オファーをいただいた時は嬉しい気持ちと、片渕監督の綿密な作品作りについていけるようにと気持ちを引き締めました。 原作には、とても不思議な引き込まれ方をしました。これまで読んできた戦争の時代のお話とは少し違い、その時代の普通の人々の、普通の暮らしが丁寧にかかれていて、主人公のすずさんのほんわかした雰囲気が、身近に感じられたからだと思います。そのすずさんの心情にすごく合っているからと予告編に使用してくださっていた『悲しくてやりきれない』のカバーをさらにリアレンジしてすずさんに寄り添えるように、生楽器をメインに書き直しました」と作品に向き合った意気込みとこだわりを語っている。


映画『この世界の片隅に』は11月12日(土)テアトル新宿、ユーロスペースほか全国ロードショー

(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

■映画『この世界の片隅に』公式サイト
konosekai.jp

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