【連載:ジャニヲタに訊け!】第9回 ジャニーズの彼女は〝オバケ〟である
夏はオバケの季節です。
あなたは、オバケの存在を信じますか?
ところで、ジャニヲタにとって〝オバケ〟とは、ズバリ、〝ジャニーズの彼女〟のこと。
「いても、自分の目で見るまで信じない」「私が見ていなければいないのと同じ」「そんなもん、いるわけがない!」など、その定義もオバケと〝ジャニカノ〟は似ています。
で、〝オバケが見つかる〟と、もちろん当のジャニーズもダメージを被ります。
熱愛発覚の証拠写真は、いわば心霊写真のようなもの。
ふわっとしていたものが写しとられると、がぜん生々しい存在となるのです。
写真が上がると、まずは「やらせじゃないか?」と勘ぐるのがジャニヲタ脳。主演映画などが控えていれば、「宣伝を兼ねたパフォーマンスでは?」と思ってみたりします。
しかし、どう見ても〝本物〟の場合、ヲタの矛先はオバケの解明に向けられてしまうのです。
ジャニカノが有名人でブログでもやっていれば、アーカイブを掘り起こし、交際を匂わせるネタがなかったか徹底的に確かめる。
実態を見せてしまったオバケは、もはやテレビから引きずり出された〝貞子〟のようなもの。しゅんとして失速するまで、ヲタによるジャニカノ退治はやみません。
では、ジャニ本人はどうかというと、これは当人のキャラとステイタスによってまったく異なります。
ファンにそっぽを向かれる者もいれば、女をしとめるほどに強まる困ったジャニや、「まぁ! やっと彼女ができたの?」とホッとされる人もいます。
女性問題が吉と出るか凶と出るか、彼らにどんな違いがあるのでしょう?
【恋愛ネタがダメージにならないジャニーズは?】
●手越祐也さん(NEWS)のように、女ネタが芸にまで昇華したタイプ
まったく悪びれず、華やかに女性を魅了してまわる手越さん。手越さんがどんなに派手に浮き名を流しても、ファンにとっては「ああ、今日も平常営業ね」くらいな感じです。むしろ、彼がエライ人に叱られる姿を想像して萌えたりもする。手越さんに「女性を口説くな」というのは、パンダに笹を食べるなというくらい理不尽です。この域に達していれば、色恋は芸のこやしでしかありません。
●中丸雄一さん(KAT-TUN)のように、浮いた噂がほぼないタイプ
ファンをハラハラさせるような恋愛ネタがとぼしく、堅実な30代以上のジャニーズは、ファンも優しい目で見守ります。ごくたまに女性の話題が記事になっても、「おめでとう!」だの「お赤飯炊こうか!?」だのと祝福さえされがち。長年積んできた誠意が、多少のロマンスもやわらかく包んでくれるのです。
●城島茂さん(TOKIO)のように、誠実に年を重ねたタイプ
40代以上のお兄様ジャニーズも、だいぶ増えてまいりました。およその目安として、〝40歳〟は、アイドルとして恋愛を堪えるべき最終防衛線と言えます。国民の家族のように愛される城島さんに女性の噂が立っても、ヤリでド突きまわされるようなことはないでしょう。分別ある大人の振る舞いをしてくれるなら、ファンは謙虚に受け止めると思われます。
【熱愛問題が致命傷になるジャニーズは?】
反対に、女性問題で致命的な痛手を食らうのは、デビュー前のジャニーズJr.や、若手グループら、〝まだまだこれから!〟の人たちです。
ちなみにファンがガッカリするのは〝彼女への嫉妬〟よりも、〝プロ意識の低さ〟や〝危機管理能力の甘さ〟だそう。ファン離れは、そのまま商品価値の低下につながります。
うっかり熱愛がバレてしまった若手ジャニーズのみなさんは、居心地悪くともファンの叱責を受け止め、媚びたり言い訳したりせず、粛々と良い仕事をして信頼回復に務めるしかないように思います。
〝ステラおばさんのクッキー〟だって、本当に1枚1枚おばさんが焼いているわけではないけれど、「これは優しいグランマの手作りです」というテイで提供されています。
実際は機械が淡々と焼いていたとしても、そんなことは知りたくない。
ジャニも同じで、もし女っ気があったとしても、「そんなものないよ、オバケなんてないよ」「ファンのみんなが彼女だから」というシレッとしたスタンスでいてくれた方が、楽しく応援できるのです。
ファンの財布を気持ちよく開かせるために、ジャニのみなさんはくれぐれも〝オバケ〟に注意していただきたいところです。
文/みきーる
ジャニヲタ・エバンジェリスト。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック"女子マインド学"を提唱。著書に『ジャニヲタあるある』(アスペクト)『ひみつのジャニヲタ』(青春出版社)他。 ●Twitterアカウント:@mikiru ●公式ブログ:『俯瞰! ジャニヲタ百景』
■今月のAOL特集
共演がご縁でくっついたカップルたち【フォト集】
-
劇中のイリュージョン全てが本物&タネ明かしアリ!『グランド・イリュージョン』続編スタッフのこだわりがスゴすぎる!
-
一覧へ
-
49ドルのくじで南の島のリゾート施設が丸ごと当たった!夢のような本当の話が話題に
コメント
コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。