定期的に歯科に通っている人は多いと思うが、治療中に目を防護している人はいるだろうか。米国には目を防護していなかったために、視力を失った女性がいるという。
ニュージャージー州のジェン・モローンさんは、歯の根管治療のため定期的に歯科に通っていた。ところがある日、ノボカイン(局所麻酔薬)を使用した針が目の中に落ちてしまった。その針にはジェンさん自身の口の中のバクテリアが付着していたのだが、これが重度の感染症を引き起こすことに......。数回にわたって手術を行ったが、結局、ジェンさんは視力を失った。
米疾病対策センター(CDC)は、口の中のバクテリアが目の中に入ると重度の感染症を起こす可能性があるとして、歯科ではどんな治療を行うときでも目を防護することを推奨している。歯のクリーニングで跳ねるしぶきなども原因になりかねないという。コンタクトレンズや通常のメガネでは防護にならないのだそうだ。
ジェンさんはCBSのインタビューで、「私に起きたことは、100%防げるものでした。目を防護していたら視力を失わずに済み、人生はもっと違っていたはずです」と話し、目を防護することが重要だとは知らなかったと訴えた。
美容歯科医師のロナルド・ゴールドステイン氏は、患者が防護の重要性を知ることも大切だと指摘し、「歯科医院が準備するのはもちろんですが、医師や助手が忘れることもあるので、患者さん自身が防護用ゴーグルを要求することをおすすめします」と話す。
ジェンさんは現在、目の防護の重要性を広く知らせることを使命としている。「友人や家族、誰でもいいので歯科へ通う人――ほとんどの人がそうだと思いますが――に教えてあげて欲しいのです。歯科では必ず目を防護することをです」。
#TBT This was about 3 weeks after my accident, before things really sank in... My youngest daughter wanted me to feel...
Jenn's Visionさんの投稿 2014年5月29日
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