夏と言えば日焼けの季節、という人は沢山いるだろう。しかし、そんな日光浴好きの人でも、車に乗っている間に日焼けをするとは思っていないようだ。


米ダラスのパークランド・メモリアル病院の研究で、車のフロントガラスがドライバーを紫外線から守ってくれていても、サイドガラスは紫外線をカットしてくれていないことが明らかとなっている。

その研究によると、サイドガラスが紫外線を防ぐ仕様になっていたのは、たった14%の車だけだったという。運転中の日焼けが、特に顔や腕や手の皮膚がんを引き起こす非常に高いリスクとなり得るのだ。

アメリカでは、がんの中でも皮膚がんの発症率が一番高いため、これは見過ごせない問題だ。少なくとも、5人に1人のアメリカ人が、一生のうちに皮膚ガンを発症しているというデータがある。

発症者の1人にならないためにも、パークランド病院の医師は、特に午前10時から午後4時の間は、太陽に当たる時間を最小限にすべきだと忠告。さらに、曇りの日でも日焼け止めを毎日使い、車のサイドガラスにはUVカット仕様の着色フィルムなどを付けることを検討するよう勧めている。

この夏を太陽の下で楽しむのは大いに結構だが、ビーチや道路では、紫外線に十分注意した方がいいだろう。

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