7月19日の共和党の党大会で正式に党の大統領候補に任命されたドナルド・トランプ氏。これまでの数々の暴言に、同じ共和党員も難色を示し、「トランプ下ろし」の抵抗が続くかと思いきやあっさりと指名され、波紋を呼んだ反移民政策も正式に党の政策として盛り込まれる全面支援となった。この共和党の行動に対し「反トランプ」を掲げる多くの人々が不満や危機感をつのらせているが、あの「ハリウッド・スター」ことハリウッド ウォーク オブ フェイムに細工をした人が登場し話題をさらっている。
著名な有名人のモニュメントが刻まれた「ハリウッド・スター」は、昨年のトランプ旋風以降は、トランプ氏のモニュメントが汚されたり揶揄したツイートの対象になるなど、定期的にターゲットにされ悪い意味で名所となって来た。
そんなトランプ氏のモニュメントに今回細工をしたのは、社会派のグラッフィック・アーティスト、プラスティック・ジーザスさん。彼は、高さ6センチの灰色のコンクリートの壁でスターを覆って、トランプ氏に抗議したのである。
Someone placed a tiny border wall around Donald Trump's Hollywood Walk of Fame Star. https://t.co/3ZqdjStXgK pic.twitter.com/OIG55FdfBK
- Imgur (@imgur) 2016年7月20日
Plastic Jesus - Officialさん(@plasticjesus)が投稿した写真 - 2016 7月 19 5:18午後 PDT
「メキシコ国境沿いにコンクリートの壁を、メキシコの自腹で作らせる」と選挙中公約して来た彼の発言に対する抗議を込めたメッセージアートだが、これまでもプラスティック・ジーザスさんは、反トランプの標識などを作ったり、トランプ支持派に再考を促すように作品を通じてアピールし続けて来た。
Plastic Jesus - Officialさん(@plasticjesus)が投稿した写真 - 2016 6月 30 6:35午前 PDT
「国境沿いの壁」発言以前にも、自身の買収したリゾート地に地元住民の意見も聞かずに次々とそびえるようなコンクリートの壁を築いてきたトランプ氏。ビジュアル的にも「トランプと壁」というメッセージは彼のポリシーを最も象徴するものと言えるだろう。
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