ドイツのバイエルン州のホップ名産地、ランゲンブルグの<ランゲンブルク・ノーズ・クラブ>が5年に一度行っている「世界デカい鼻選手権」が今年の6月に開催された。
https://www.youtube.com/watch?v=X6bqsuljacI
この催しが始まったのは1961年のこと。当時はホップの価格が下落し、地域のホップ農場の人々も落ち込んでいた。いつものビアガーデンで暗い顔をして俯く人々の表情は下に垂れ下がり、鼻も伸びて見えたので、お互いの鼻のサイズをふざけて測りあったのが発祥だと伝えられている。
その5年に一度のタイミングがちょうど今年の6月ということで、国内外からデカ鼻自慢の男女が集結し自慢の鼻のサイズの競い合った。基本的には誰でも参加できるが、予選を突破するには最低でも幅4センチ、男性は長さ6センチ、女性は5センチをクリアしていなければならない。そして幅と長さを合計して最も鼻が大きかった人が優勝というわけだ。
10年前の優勝者、オーストリア出身のヘルマンさんは今大会のために嗅ぎタバコを始めたという。嘘か本当か分からないが「鼻を拡張させる作用があるんだよ」とのこと。また、似たような作用があると言われているビールをたくさん飲んだという(こちらも真偽は不明)。
しかし今回は、前回優勝者でオランダ出身のハンスさんが2年連続で優勝を果たし、タイトル防衛を達成。ノーズ・クラブの役員は彼の鼻を「収穫どきのジャガイモのように立派」と称賛している。また、女性部門の優勝者スザンヌさんは「鼻の大きな人たちはみんなとてもフレンドリーでハッピーな人たちなのよ」と、まさに鼻高々。そんなこんなで今回の「デカい鼻選手権」も無事終わり、鼻デカ自慢の参加者たちは5年後の再会を約束しあった(と思う)。
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