ただ歌いたいだけ。すべてを歌に込めたディーバの"本当の姿"とは...
エイミー・ワインハウスに迫った必見のドキュメンタリー『AMY エイミー』
18歳でデビューしてアルバムを2枚リリースし、27歳の若さで生き急ぐかのようにこの世を去ったエイミー・ワインハウスを描いた映画『AMY エイミー』が、7月16日(土)待望の日本公開を迎える。第88回アカデミー賞(R)《長編ドキュメンタリー賞》を始めとする数多くの受賞によって注目を集める話題作だ。イギリス、アメリカで大ブレイクした2000年代最高のディーバと呼ばれたエイミー・ワインハウスとは...。
映画『AMY エイミー』は、英国で⼤ヒットしたドキュメンタリー『アイルトン・セナ~⾳速の彼⽅へ』のアシフ・カパディアが監督をつとめる。エイミーと同時代を⽣きた彼は、「私にとってエイミーは、すぐ傍らにいる存在で、私の知り合いの誰かの友だちだったかも知れない。だからこそ彼⼥の"本当の姿"を調べなければならないと思った」と語る。
映画は、まだあどけなさの残る少女たちの誕生会で幕を開ける。イギリスの片田舎に育った3人の少女たちの微笑ましい姿。子どもと大人の境界線にいる彼女たちが、互いをビデオで撮り合ったものだ。誕生日を祝うホームパーティで、棒付きキャンディを口にしている女の子がひとり。あどけないしぐさを見せる彼女が歌い始めた瞬間、そこには成熟したシンガーの片鱗が姿を現す。16歳のエイミー・ワインハウスだ。顔の輪郭が整い、誰もが知るエイミーの顔。マイクではなく棒付きキャンディを手にした彼女は、まだ幼なさが残る2人とは異なり大人びた顔をしている。
『AMY エイミー』では、エイミー・ワインハウスの素顔をとらえた映像が次々と紹介されていく。ホームビデオで撮られたプライベートな姿、恋人やマネージャーとの日常、飾り気のない無垢なままの彼女がそこにいる。早朝、寝ぼけ眼でコンサート会場に向かう姿。レコード会社のロビーでギターを弾きながら歌い周りを驚かせる一瞬。彼女の運命を変えてしまう恋人との出会いと別れ、そして再会と更なる訣別。気の弱い母、デビュー後に再会するビジネス押しの父親。信頼するマネージャーとの親密な時間。思ったことをズケズケと口にする取材風景。誕生日を祝い合った2人の親友との交流など、膨大な映像を丁寧につなぎあわせた編集によって、彼女の生きた軌跡が浮き彫りになっていく。
幼き日を振り返る母。アルコールやドラッグにまみれた私生活を共にした元夫。身も心もボロボロになるまで追いつめられた彼女にツアーを強行させようとした父。理不尽なメディアの攻撃にさらされた彼女を守ったボディガード。敬愛するジャズ・シンガー、トニー・ベネット。そして誕生日を祝い合った親友たち...。監督は、彼女と時を共にした人々の証言によって、エイミーの"本当の姿"に迫っていく。
やがて、エイミーの歌の中に"本当の姿"が詰め込まれているという真実が浮かびあがる。16歳で音楽業界に飛び込んだ女の子は、自身が求め続けたことのすべてを歌に込めた。恋人、友だちと家族、酒とドラッグ、自らの実体験と日常を親密な人だけに伝えようとする彼女の歌。それは孤独な魂の叫びであり、内に秘められた魂の告白だ。
私たちは何度もさよならを交わした。私はとっくに100回以上死んでるわ。
でも、あなたは彼女のもとに消えてしまう。だから私は"暗闇"に帰って行く。
闇、闇、闇、真っ暗な闇へ
♪「Back to Black」より
切実に、真っ直ぐに、あまりにも無防備な彼女は、愛されることを求め続けた。その生きた証である"心の叫び"は、残された楽曲となって永遠の生命を宿している。
「私は自分のことしか歌えない。ただ歌いたいだけ。」
エイミー・ワインハウス
映画『AMY エイミー』7月16日(土)より角川シネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、角川シネマ新宿ほか全国ロードショー
■映画『AMY エイミー』公式サイト:amy-movie.jp
エイミー・ワインハウスとは...
1983年、英国のミドルフィールドで生まれたエイミーは、16歳でプロのシンガーを目指す。
19歳でレコード会社と契約、デビューアルバム「Frank」をリリースしたのは20歳の時。
2006年にセカンドアルバム「Back to Black」を発表、シングルカットされた「Rehab」が世界的に大ヒット。
2008年には、ロンドンから参加したグラミー賞で《最優秀新人賞》《最優秀楽曲賞》など主要5部門に輝き、25歳で一躍セレブリティとしてメディアから注目される。それは、彼女の私生活がマスコミの格好の餌食となることを意味していた。この喧噪を避け一時活動を休止。
2011年3月、敬愛するトニー・ベネットのレコーディングに参加し、スタンダードナンバー「Body and Soul」をデュエット。6月に欧州でコンサートツアーを開始するが、セルビア公演で酔ってステージに現れ、その後の全公演が中止される。そして7月23日、彼女は永遠に旅立ってしまう。死因は心臓発作だった。
『エイミー』サウンドトラック情報 (価格:2,700円(税込) UICY-15525) 発売中♪
劇中に流れるエイミーのオリジナル楽曲、多数の貴重なライヴ音源、トニー・ベネットとのデュエット曲「Body and Soul」、アントニオ・ピントによる劇伴など全23曲を収録(エイミー・ワインハウス名義の楽曲11曲)
■サントラリンク:universal-music.co.jp/amy-winehouse/
(C)2015 Universal Music Operations Limited.
(C)Rex Features (C)Nick Shymansky Photo by Nick Shymansky (C)Winehouse family
(C)Juliette Ashby
■今月のAOL特集
夏フェスに集うセレブたち【フォト集】
エイミー・ワインハウスに迫った必見のドキュメンタリー『AMY エイミー』
18歳でデビューしてアルバムを2枚リリースし、27歳の若さで生き急ぐかのようにこの世を去ったエイミー・ワインハウスを描いた映画『AMY エイミー』が、7月16日(土)待望の日本公開を迎える。第88回アカデミー賞(R)《長編ドキュメンタリー賞》を始めとする数多くの受賞によって注目を集める話題作だ。イギリス、アメリカで大ブレイクした2000年代最高のディーバと呼ばれたエイミー・ワインハウスとは...。
映画『AMY エイミー』は、英国で⼤ヒットしたドキュメンタリー『アイルトン・セナ~⾳速の彼⽅へ』のアシフ・カパディアが監督をつとめる。エイミーと同時代を⽣きた彼は、「私にとってエイミーは、すぐ傍らにいる存在で、私の知り合いの誰かの友だちだったかも知れない。だからこそ彼⼥の"本当の姿"を調べなければならないと思った」と語る。
映画は、まだあどけなさの残る少女たちの誕生会で幕を開ける。イギリスの片田舎に育った3人の少女たちの微笑ましい姿。子どもと大人の境界線にいる彼女たちが、互いをビデオで撮り合ったものだ。誕生日を祝うホームパーティで、棒付きキャンディを口にしている女の子がひとり。あどけないしぐさを見せる彼女が歌い始めた瞬間、そこには成熟したシンガーの片鱗が姿を現す。16歳のエイミー・ワインハウスだ。顔の輪郭が整い、誰もが知るエイミーの顔。マイクではなく棒付きキャンディを手にした彼女は、まだ幼なさが残る2人とは異なり大人びた顔をしている。
『AMY エイミー』では、エイミー・ワインハウスの素顔をとらえた映像が次々と紹介されていく。ホームビデオで撮られたプライベートな姿、恋人やマネージャーとの日常、飾り気のない無垢なままの彼女がそこにいる。早朝、寝ぼけ眼でコンサート会場に向かう姿。レコード会社のロビーでギターを弾きながら歌い周りを驚かせる一瞬。彼女の運命を変えてしまう恋人との出会いと別れ、そして再会と更なる訣別。気の弱い母、デビュー後に再会するビジネス押しの父親。信頼するマネージャーとの親密な時間。思ったことをズケズケと口にする取材風景。誕生日を祝い合った2人の親友との交流など、膨大な映像を丁寧につなぎあわせた編集によって、彼女の生きた軌跡が浮き彫りになっていく。
幼き日を振り返る母。アルコールやドラッグにまみれた私生活を共にした元夫。身も心もボロボロになるまで追いつめられた彼女にツアーを強行させようとした父。理不尽なメディアの攻撃にさらされた彼女を守ったボディガード。敬愛するジャズ・シンガー、トニー・ベネット。そして誕生日を祝い合った親友たち...。監督は、彼女と時を共にした人々の証言によって、エイミーの"本当の姿"に迫っていく。
やがて、エイミーの歌の中に"本当の姿"が詰め込まれているという真実が浮かびあがる。16歳で音楽業界に飛び込んだ女の子は、自身が求め続けたことのすべてを歌に込めた。恋人、友だちと家族、酒とドラッグ、自らの実体験と日常を親密な人だけに伝えようとする彼女の歌。それは孤独な魂の叫びであり、内に秘められた魂の告白だ。
私たちは何度もさよならを交わした。私はとっくに100回以上死んでるわ。
でも、あなたは彼女のもとに消えてしまう。だから私は"暗闇"に帰って行く。
闇、闇、闇、真っ暗な闇へ
♪「Back to Black」より
切実に、真っ直ぐに、あまりにも無防備な彼女は、愛されることを求め続けた。その生きた証である"心の叫び"は、残された楽曲となって永遠の生命を宿している。
「私は自分のことしか歌えない。ただ歌いたいだけ。」
エイミー・ワインハウス
映画『AMY エイミー』7月16日(土)より角川シネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、角川シネマ新宿ほか全国ロードショー
■映画『AMY エイミー』公式サイト:amy-movie.jp
エイミー・ワインハウスとは...
1983年、英国のミドルフィールドで生まれたエイミーは、16歳でプロのシンガーを目指す。
19歳でレコード会社と契約、デビューアルバム「Frank」をリリースしたのは20歳の時。
2006年にセカンドアルバム「Back to Black」を発表、シングルカットされた「Rehab」が世界的に大ヒット。
2008年には、ロンドンから参加したグラミー賞で《最優秀新人賞》《最優秀楽曲賞》など主要5部門に輝き、25歳で一躍セレブリティとしてメディアから注目される。それは、彼女の私生活がマスコミの格好の餌食となることを意味していた。この喧噪を避け一時活動を休止。
2011年3月、敬愛するトニー・ベネットのレコーディングに参加し、スタンダードナンバー「Body and Soul」をデュエット。6月に欧州でコンサートツアーを開始するが、セルビア公演で酔ってステージに現れ、その後の全公演が中止される。そして7月23日、彼女は永遠に旅立ってしまう。死因は心臓発作だった。
『エイミー』サウンドトラック情報 (価格:2,700円(税込) UICY-15525) 発売中♪
劇中に流れるエイミーのオリジナル楽曲、多数の貴重なライヴ音源、トニー・ベネットとのデュエット曲「Body and Soul」、アントニオ・ピントによる劇伴など全23曲を収録(エイミー・ワインハウス名義の楽曲11曲)
■サントラリンク:universal-music.co.jp/amy-winehouse/
(C)2015 Universal Music Operations Limited.
(C)Rex Features (C)Nick Shymansky Photo by Nick Shymansky (C)Winehouse family
(C)Juliette Ashby
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