米国内の事故死率が増加しているという。大部分はオーバードーズ(薬物)によるものだ。
https://youtu.be/O9VV9LjGKJ0
NSC(米国家安全保障会議)の報告によると、最新の年間データでは事故で死亡する人の数は2014年に過去最高を記録している。しかし過去数十年にわたり、その数は増加し続けている。
今や事故死は心臓病、がん、慢性呼吸器疾患に次いで米国の死因の第4位となっているのだ。
NSCの統計管理者ケン・コロシュ氏は言っている。「すべての事故は未然に防ぐことができます。かといって、必ずしも被害者に落ち度があるわけではありません」。さらに「すべての人に、安全な道への選択肢が与えられています。最近の報告によると、米国ではヘロインを含むオピオイド(強力鎮痛薬)の使用率が高まっており、国内でも問題視する声があがっている。
CDC(米国疾病対策予防センター)は、ヘロインとオピオイドの使用による死亡率は2013年から2014年にかけて14%上昇したとし、2010年のほぼ3倍に達しているという。
ベビーブーム世代の高齢化で、高齢者数が増加したことも事故死を増加させている一因とみられるが実際、交通事故死などによる死因は減少している。技術が進歩し、自動車の安全性は高まった。しかし飲酒運転はいまだ大きな課題として残っており、また運転中の携帯メールなど、現段階では事故との関連性を示すデータが不十分とはいえ、これも新たな問題として浮上している。
■参照リンク
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