機械の体を求めて旅に出たのは『銀河鉄道999』の鉄郎だが、現実世界にも金属製の腕を持つタトゥーアーティストがいるらしい。
https://www.youtube.com/watch?v=EWTmNIny1Q0
フランスのタトゥーアーティスト・JC Sheitan Tenetさんのために、ビジュアルアーティスト/エンジニアの「Gonzal」ことJean-Louis Gonzalezさんが、金属部品を使用して特殊な人工器官を製作。右手を失ったJCさんが装着することで、タトゥーマシンとして使用できるようになっているのだ。
動画では、JCさんがタトゥーマシンのような機械を装備した右腕を動かし、器用に施術する様子を見ることができる。顧客と笑顔で会話しながら、その脚に見事なタトゥーを彫り込んでいく姿は、まるで最初から機械の腕を持っていたかのように自然だ。
22年前に右腕を失い、何年間も左腕で施術してきたJCさん。しかし、Gonzalさんが世界初の"タトゥーマシン対応型の人工器官"のプロトタイプを開発したことで、JCさんは肩を動かしながらマシンを操作し、初めて右腕で施術できるようになった。Gonzalさんは、さらに手首を動かしやすくするべくプロトタイプの改良を続けているという。
JCさんいわく、通常のタトゥーマシンと同様に針を取り替えて清潔に使用できるとのこと。ボディは酸化金属のように見えるが、実は錆びにくく清掃もできて衛生的だそうだ。
その特徴的なデザインは、いわゆる「スチームパンク」をモチーフにしているそうで、ダークでリアリスティックなタッチを得意とするJCさんの作風にもハマッていると言えるだろう。
https://www.youtube.com/watch?v=p8jcTCFxAe8
【参照リンク】
http://abcnews.go.com/
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