伊東歌詞太郎(Vo)と宮田"レフティ"リョウ(Bass/Guitar/Key)による音楽ユニット"イトヲカシ"。2人は中学時代からの同級生であり、2012年にイトヲカシを結成するや、動画サイトを中心に高い評価を集めてきた。そんな彼らの最新作が、ミニアルバム『捲土重来』。インディーズ盤であるにも関わらず、オリコン週間アルバムランキング5位を記録した話題作だ。
この『捲土重来』を引っさげての全国ツアーファイナルとなるライブが、6月11日(土)にshibuya duo MUSIC EXCHANGEにて開催された。当日、会場付近にはライブ開始の数時間前から熱狂的なファンが集結し、渋谷の街を"イトヲカシ"色に染め上げていた。
この日のライブは、伊東がボーカル、宮田がベース&ボーカルを担当し、キーボード、ドラム、ギターなどのサポート・メンバーを迎えたバンド・スタイル。ストーリー性の高いミュージックビデオも話題となった『捲土重来』のリード曲「堂々巡リ」で幕を開くや、疾走感溢れる楽曲を連発。フロアのファンは手拍子や声援、大合唱を送っていた。
曲間のMCでは「嬉しいニュースがある」というフリから、伊東は家のネコの話、宮田はキックボクシングを始めるというボケ(?)を交えつつ、7月からテレビ東京系アニメ『双星の陰陽師』のエンディング曲を担当することをあらためて発表。オーディエンスからの祝福に「本当に嬉しい」と伊東が目に涙を浮かべる場面も。さらに、宮田が『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016』への出演を発表し、「売れない時代に周りが出演すると聞いては"悔しい"と感じていた。ようやく順番が回ってきた」と感慨深そうに語っていた。
その後、数曲のミディアムバラードを経て、「Share, We Are」のイントロ中に、なんとメジャーデビューの決定を発表! フロアの熱狂を受けつつ、『捲土重来』から「Never Say Never」「ブルースプリングティーン」、代表曲「ホシアイ」を披露し、最後は「Thank you so much!!」で締めくくった。
鳴り止まぬ拍手とアンコールを求めるオーディエンスの声に応えて再びステージに登場した2人は、ツアーを支えたメンバーを招き入れ、特別編成で「夏フェスのために作った」という曲「Summer Lover」などを披露し、終始大盛り上がりでツアー・ファイナルライブを終えた。
8月6日(土)から開催される『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016』の他にも、6月18日(土)の『YATSUI FESTIVAL』、7月29日(金)の『音霊SEASTUDIO』など、多くの夏フェスに出演予定のイトヲカシ。いよいよ大物アーティストらしくなってきた2人だが、8月には原点とも言える路上ライブという形態でツアーを行うとのこと。この日も「メジャーに行ったからって変わらない」という言葉にファンが歓声で応えていた。
■イトヲカシ OFFICIAL WEBSITE
itowokashi.jp
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