ある日曜日、水着姿の半裸の男性がデッキチェアに寝そべって日光浴を楽しんでいた。なんてことのない休日の一コマだが、その場所が問題だった。そこは買い物客でにぎわう街中だったため、男性は御用となってしまったのだ。
騒動は英ロンドンでも屈指の繁華街、ブリックレーンで起きた。大勢の人が行き交う通りの真ん中で、ビキニパンツ一丁のおじさんが優雅に日光浴を楽しんでいたからだ。そこへ市民から苦情を受けたという2人の警官が現れたのだが、おじさんは「誰が文句言ってるんですか?」「あなたがたに迷惑かけてますか?」などと言っていたという。
その場に居合わせた人は、そこで服や食べ物が売っていてストリートパフォーマンスも出ていたことから、日光浴も何かのパフォーマンスだと思ったといい、「みんな楽しげに笑っていて、なかには彼の隣で、横になって写真を撮る人もいましたよ」と話している。
すぐに警察補助員がやって来て、彼に移動するよう指示をしたが、おじさんはこれを拒否。何が問題なのかを尋ねたという。そのやり取りを見ていた周りの人たちからも「何も悪いことはしていない、そこにいてもいいじゃないか」と、おじさんを支持する声も上がっていたとか。
警察に事情を聞かれたときも、おじさんは「こういう天気だから」とか「あなたがた、なんで短パン履かないの?」と陽気に冗談を飛ばしていたという。
目撃した人いわく「苦情があったから移動するように言われてましたけど、見る限りでは誰も文句なんて言ってませんでしたよ。みんな笑ってたし、冗談だと受け止めてましたから」。
しかし警察はおじさんに手錠をかけ、ビキニパンツのまま人ごみの中を連行していった。メトロポリタン警察の担当者によると、おじさんは保釈されており、酩酊と風紀を乱した容疑で今月20日に出廷することになっている。
■参照リンク
http://www.mirror.co.uk/
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