6月17日(金)より公開となるJ.J.エイブラムス製作最新作『10 クローバーフィールド・レーン』。多くの謎に包まれながらも3月11日(現地時間)に北米3,391館で公開された本作は、公開3日間で、興行収入24,702,752ドルを記録(Box Office Mojo調べ)。海外メディアからは絶賛の声が相次ぎ、米映画評集計サイトのRotten Tomatoesでは、90%以上という高得点を獲得している。
「『クローバーフィールド/HAKAISHA』の続編なの?!」などという声が相次ぎながらも謎に包まれたまま全米公開された本作。映像が動画サイトに流失してしまったり、SNSで解禁前の情報が漏れてしまったり、果てはゴシップ誌にスクープされてしまったり...。昨今は、秘密や謎を隠し通すというのは至難の業だが、そんな今の時代に、本作はなぜ謎に包まれながらの公開を迎えられたのかー?その理由のひとつに、本作が始動した際に付けられた『Valencia(ヴァレンシア)』という仮題の存在が挙げられる。
キャストたちもこの仮題のおかげで、本作の"謎"について隠し通せたという。ミシェル役のエリザベスは、「この映画は、内容を話し過ぎないように注意が必要だったの。「どういう映画なの?」って聞かれると、「『Valencia』というタイトルの小規模スリラー映画よ」って答える。すると、『「ふーん」』ってなるわけ(笑)。その先を追求しようという人はほとんどいなかったわ。驚いたことに(笑)」またジョン・グッドマンも、「実は、誰も僕に映画のことを聞いてこなかったんだ。誰も興味を示さなかったのは、『Valencia』という仮タイトルがつけられていたからだと思う。僕自身、『クローバーフィールド』と関連していることはなにも知らなかったし。実際、徹底した"秘密"に守られていたことは、いろんな記者に会って初めて教えられたくらいなんだ。ただ、映画の内容について話さないようには頼まれていた。観客から映画の楽しみを奪ってしまうことになってしまうからね。」と明かしている。
現在とは似ても似つかないタイトルを付けることにより、内容を一切外部に漏らさぬよう徹底したのは、徹底的な秘密主義で知られるJ.J.エイブラムス。J.J.は、自身の制作会社バッドロボット社内で制作作業を完遂したことも、秘密を隠し通せた理由のひとつに挙げている。
甲斐あってリークされること無く、本作の情報を見事包み隠したJ.J.エイブラムスとキャスト一同。全米公開残り2ヶ月を切るギリギリのタイミングで突然、正式タイトル&予告編解禁を電撃発表することに成功した。すると、「これぞJ.J.流!」と言っても過言ではないサプライズに映画ファンは大興奮!日本でもまもなく公開を迎える本作だが、"極秘"に進行され隠され続けたのは、果たしてタイトルだけなのだろうか...。是非劇場で確認してほしい。
映画『10 クローバーフィールド・レーン』は6月17日(金)より全国公開!!
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■参照リンク
映画『10 クローバーフィールド・レーン』公式サイト
10cloverfieldlane.jp
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