日本公開前からすでに傑作だったジェイク・ギレンホール主演の『サウスポー』は、主人公とトレーナー、そして愛するひとり娘との親子の関係を胸熱に描いて、大ヒット上映中だ。「新たなボクシング映画の名作に仕上がっておる!」との激賞が後を絶たず、その好評価の嵐を祝うかのように、このほど涙腺決壊の独占映像がAOLニュースに静かに到着した!
https://youtu.be/IVnDETBisg8
それは、最愛の妻モーリーン(レイチェル・マクアダムス)を失うきっかけとなった因縁の相手ミゲルとの遺恨試合が決まって、トレーナーのティック(フォレスト・ウィテカー)に、その試合にかける自身の想いをストレートにぶつける主人公ビリー(ジェイク・ギレンホール)の、魂の叫びを描いた名場面。娘のために再起を誓う男の覚悟と決意がヒリヒリ伝わる本編シーンで、この短時間だけでハートをワシづかみ! 涙腺決壊が確実だ。
それにしても、ボクシング映画は"なぜこれほどまでに名作揃いなのか?"そして"もれなく胸熱になれるのか?"。過去作に目をやると、『ザ・ファイター』ではディッキー&ミッキー、『ミリオンダラー・ベイビー』ではマギー&フランキー、『クリード チャンプを継ぐ男』ではアドニス&ロッキーというように、過去のどのボクシング映画の名作にも、主人公のボクサーとトレーナーの胸熱すぎる信頼・友情関係が描かれていることがわかる。
もちろん本作でも、主人公ビリーとトレーナーのティックの関係性が火傷寸前に熱い! 自分自身も弱く酒に溺れるダメな男ながらも、絶望の淵に落ちた上を行くダメな男にトレーニングを行い、ひとりの人間としても成長させていくという姿は、まるで「あしたのジョー」の矢吹丈と丹下段平の関係のよう。すなわち涙腺決壊『サウスポー』も、名作揃いのボクシング映画の系譜に新たに名を連ねる、現代のボクシング映画の傑作と評してよい。
また、主人公とトレーナーの間柄だけですでに十分だが、往年のボクシング映画の超名作『レイジング・ブル』、『ロッキー』、『シンデレラマン』などを観ると、誰かのために死闘を演じる主人公像もポイントだ。そして本作も、妻を失い悲しみに打ちひしがれ、ドン底に落ちて無気力になった主人公が、娘レイラ(ウーナ・ローレンス)との親子の絆を取り戻すために再びリングへ上がるという、極上&骨太の人間ドラマも待ち構えている! ただただ、感動しかないボクシング映画『サウスポー』。これを観ずに夏は迎えられねえわ!
映画『サウスポー』は、大ヒット上映中!
■参照リンク
『サウスポー』 公式サイト
http://southpaw-movie.jp/
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