お調子者のラッパーが痛い目にあうコメディタッチの保険会社のCMが話題だ。
https://www.youtube.com/watch?v=SxgcPuY58Js
オランダの保険会社<Centraal Beheer>が最新CMを公開。街角でBボーイ風の男たちがたむろしていると、白いボディに赤いホイールとシートが映える、ピカピカのベントレーに乗ったラッパーの"ヤング・D"が登場。彼は購入したばかりのこの高級車を、仲間たちに自慢しに来たようだ。
ヤング・Dいわく、この車には最新の"パーソナル音声コントロール"機能が搭載されており、ドライバーの声で様々な操作できるという。ドライブしながら「未来型の車だ!」と大はしゃぎする一行が到着したのは、ある家で行われているBBQパーティー。その時、ちょうど車のラジオからヤング・Dの曲「Honk the horns(クラクションを鳴らせ)」が流れてきて、パーティーも大盛り上がりだ。
しかし、ラジオから流れるラップにも、音声コントロールが反応してしまう。まず、リリック内の「スタート」でエンジンが始動。そして「クローズ」「トップ」という言葉を拾い、ルーフ(トップ)を閉める。さらに「ブレーキを外すぜ」というリリックでサイドブレーキを解除し、坂道を下って行ってしまった!
異変に気づいたヤング・Dが慌てて車を追いかけるが、時すでに遅し。「ドアを開けろ」というリリックで全開になった両サイドのドアを路駐していた車に激しくぶつけながら、ベントレーは交通量の多い交差点に向かって突っ込んでいった......。その悲しい結末は、今にも泣き出しそうなヤングDの表情から想像するしかない。
まるでコメディ映画のワンシーンのようなブラックユーモアたっぷりのCMに対し、ネット上では、「笑える!」「あまりに最新型の車は買わない方がいいね」「曲がいい!」と、なかなか好評のようだ。
ラッパー/俳優としてJust.Liveというユニットでも活動するヤング・Dは、CMのために制作した「Honk the horns」を近日リリース予定とのこと。保険のPRになっているかどうかは微妙だが、このCMがバズれば彼の音楽活動の方は軌道に乗るかも?
https://www.youtube.com/watch?v=YqylfHfzDHY
【参照リンク】
・Commercial Rapper (2016) -- Centraal Beheer
https://www.youtube.com/watch?v=SxgcPuY58Js
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