6月7日に放送されたNHKのドキュメンタリー番組『クローズアップ現代』に、夫の行動に"怒れる妻"たちが登場、大きな反響が巻き起こっている。
番組では、昨今、夫にキレ、精神的に追い込んでいく妻が続出し、それが原因で離婚する夫婦が激増しているという現象について紹介した。実際に行われたアンケート結果によると、夫からは「妻が家庭の実験を握っていて怖くて逆らえない」「いつもイライラしていて怒られる」「そばにいるだけで怖い」「黙り込むしかない」といった声が相次ぎ、怒る理由ですらも不明なケースが大半だという。
そうした夫たちに対して、番組では現役の"怒れる妻"から、「すごく平等じゃない」「自分の話を聞かない。言ったことをすぐ忘れる」といった声が上がっていることを紹介。その後、こうした"怒れる妻"たちの声に対し、女性の社会進出に関する意識調査を行っている東京大学教授は「(妻は)ある種、悔しい想いをしているのに男性側はそういうことにまったく気付かず、自分は世話をしてもらって当然だというようなふるまいをされると、女性としてはイライラするのは十分想像できる」と夫の不理解が原因であると指摘、また心療内科医は、脳の構造上、男性とは違い「女性の感情記憶に時効はない」と、女性は不快な体験を長い間記憶し続ける兆候があると、女性特有のメンタリティについても解説した。さらに、夫側は、不満をぶちまけ始める妻に対して、「『君はそういうふうに感じてるんだね。今まで気付いてあげられなくてごめんね』っていう言い方もいいかなと思うんですね」と、脳科学者から具体的な返答方法についてのレクチャーもあった。
こうした同番組の内容に、「ジャイアンとのび太の関係くらいになってるなw」「女性感情に時効はないってすごく分かる」「男と女で脳の構造が違うから仕方ないというのは一理ある」「見ててツライ...」「確かに女って理由なく怒ってる気がする」「五十路でも未だに独身の俺最強www」「西野カナを聴くところから始めるわ...」「考えさせられる」「激しく共感した」「男は大変だよ・・・」「もはや別の生き物」と様々な声が寄せられた。とかく、夫婦というものは、その密接な関わりゆえに、深い愛情と共にそれと相反する感情を抱きがちなもの。やはりその温度差やそれが生み出す問題というものは、そもそもどこか埋めきれぬ性質を持ったものなのかもしれない。
■参照リンク
NHK クローズアップ現代+
www.nhk.or.jp/gendai/
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